あなたが、膝の痛みを患っていたとします。
そのときに書籍を開くと
・膝の痛みの原因は「膝の軟骨」が少なくなったから
栄養を変えないといけない
・膝周りの筋肉が低下し、膝関節を支えられなっている
そのため、太もも周りの筋肉を鍛えないといけない
・膝と腰の神経はつながりがあるため、腰回りの筋肉が
硬くなると、膝の痛みが起こる
このように、膝の痛みに関する原因は多くあります。実は、これらの原因は半分正解で半分間違っているといえます。
本当に痛みを改善したければ、さらに身体について深く学び、痛みを改善する必要があります。つまり、怪我の治し方を知っていたとしても、痛みを治せない可能性があるのです。
怪我の原因は無数にある
人の体にまつわる問題には「原因が無数に存在する」という原則があります。
スポーツ、健康の世界では、「膝が痛いのは、〇〇が原因」という風に原因をつけることは容易にされています。ただ、不思議なことに、それらの原因がこれまでわかっているのにかかわらず、それでも痛みが治ることがありません。
実際に、膝関節の痛みを抱える患者は年々増えています。「筋肉」「神経」以外にも、膝関節の痛みは存在します。
例えば、「栄養」「体質」「脳」なども膝関節の痛みに関連される部分もあります。参考にしてみてください。
栄養の問題
食品、総菜、加工食品、調味料の中にある小麦には、「グルテン」が含まれています。
小麦グルテンが身体の症状と与える影響としてわかっている内容として、「腸壁の粘膜を荒くし、毒素や悪玉細菌群が腸の外へ漏れる」ことがわかっています。
この細菌群が関節部にたまる場合があり、えの影響で痛みが発症します。女性の場合、小麦グルテンの影響によって増えた悪玉菌(カンジダ菌)は疑似の女性ホルモンを生産されることがわかっており、その影響でリューマチの関節痛が起こることがわかっています。
体質の問題
人体にストレスがかかった際に、活性酸素が体内に現れます。
この際に、体は活性酸素に対抗するための物質を生産し、例として、「尿酸」「女性ホルモン」「グルタチオン」「胆汁酸」「SOD」などがあります。
人によって、どの物質が生産されるかは個人差がありますが、この中にある「尿酸」を過剰に生産される方は、尿酸が関節内にたまり痛みが発症します。
脳の記憶
さらに、上記した二つの問題には、一つ抜け落ちている内容があり、「グルテン」「尿酸」自体に人体が過剰に反応しない場合があります。
人ははじめての痛みに対しては、過剰に体内は反応せず、すみやかに対抗できます。
しかし、その痛みに過剰にとらわれすぎると、痛みに「過剰に」「脳」が反応してしまい、炎症反応につながります。
例えば、小麦グルテンの腸壁をあらくするのに対し、逆に腸壁の粘膜構造を調整する物質としてプロピオン酸があります。この物質をきちんと体内で生産できれば、小麦グルテンによる腸壁の問題は解消できることは細菌学の記事、論文によって説明されています。
さらに、尿酸も少量であれば、腎臓を介して体外に排出されます。しかし、ストレス過剰になり、過剰に尿酸を排出させてしまう場合、その毒素排出が間に合わなくなり、尿酸の結晶が関節部にささり、痛みが出ます。
もしも、ストレス自体を感じなくなければ、「グルテン」「尿酸」に対する体内の反応が過剰にならないため、具体的な痛みにつながらないといえます。
少し、専門用語になると、「免疫寛容」のように少量のストレスに過剰に反応しなければ、痛みが起こりにくくなります。この問題は「脳」による記憶が問題です。
つまり、何かストレスがかかった際に、「古傷が痛む」ように人の身体の痛みの記憶やトラウマは一度なかったものに初期化はなかなかできません。再発する可能性もありえるのです。
そのため、「栄養」「ストレス耐性の体質」「脳の記憶」の問題あるために、「筋肉」「神経」の話だけ知っていたとしても、「膝」の痛みは完治しません。
食べるものから、自分の体質、脳の記憶まで全て見直すことができれば、あなたの膝の痛みは高確率で治すことができます。
ただ、残念ながら既存の医療機関を含め、栄養学、ストレス反応、脳の記憶まで網羅して怪我の治療が行われることがありません。民間療法の痛みの改善方法を効いても、「自律神経のバランスが崩れて〇〇・・、だから膝の痛みにつながる」「膝関節のゆがみが起こっている」とどうしても、生体機能のバランスで痛みを説明つけようとします。
だから、このメルマガを読まれているあなたは「筋肉」「神経」だけでなく、様々な身体の原因が複合的に重なることで、膝の症状を発症しているとご理解ください。そのようなパートナーや信頼ある治療家と出会えれば、
膝の痛みの治し方の「書籍に書いてある本当の意味」がよくわかるようになり、改善することができます。
治し方も学べるとなおよい
こうした原因がわかれば、あなたが摂取しなければいけない食事・生活スタイル・普段の考え方まで転換すれば、具体的に膝の痛みは少なくなっていきます。
例えば、食事では、
→食事でやるべきこと
炭水化物(小麦グルテンはとらないようにする)・
野菜を中心に摂取するようにする。
炭水化物は脳、腎臓に必要とされる栄養素であるために、
毒素排出と脳の応答・連絡を円滑にするために
糖質制限をされている方はやめるようにする。
糖質制限をすると、たんぱく質・脂質中心の食事になりがち
(野菜だけのベジタリアンであれば問題ないが、
大部分の方はそのような食事はできないと仮定する)
すると、脂質のエネルギー代謝ででる「リン酸イオン」
たんぱく質の分解で出る「アミノ酸」によって、
血液が酸性状態になる。
すると、尿酸が結晶化されやすくなるため、
痛風症状の原因が作られやすい。
ここでは、栄養指導でもし、あなたの生活スタイルや
ストレスの際に発生する症状を観察し、
その問題が「栄養」から来ている場合の一例です。
実際に、当健康所のクライアントの方は、このように、
食事を変えたことで、膝の痛みがなくなった方がいます。
ただ、これはあくまで一例であり、
膝関節の痛みが他のあらゆる原因によって起こっています。
誰でも具体的に行えるのは「日々の姿勢を変える」
この他に、だれでも具体的に行えるものとして、「普段の姿勢」を変えることが挙げられます。
膝の痛みを少なくする姿勢
→足裏の重心は「つま先に置かない」
→少し膝を広げ、股関節を外へ開くようにする
→お尻を締める
→女性の場合、少しだけ胸をすぼめるようにする
→男性の場合、少しおなかをへこませるようにする
すでに、武道の世界ではこのような個々の筋肉の使い方は具体化されており、
実践すれば、膝に負担が少ない姿勢を身につけられます。
あとは個性による、信頼あるパートナーを持とう
ただ、「栄養」や「姿勢」は指導しやすいですが、やはり個々の生活によって、衰えやすい筋肉や方よりやすい栄養が存在します。
その場合、リアルにあって相談したり情報を得るのが近道です。
例えば、巷では「糖質制限ダイエット」が流行っていますよね。このような流行食や情報に飲み込まれると高い確率で失敗します。理論を知っているだけではやはり無理で、実体験や実際の調査など具体的にわかっていることを学ぶことが大切です。
ちなみに、私は専門の方に指導いただき、糖質制限食を1年以上続け、身体に実際に起こった症状、血液検査結果の評価、スポーツに与える影響、すべてを調べました。そのうえで糖質制限食の欠陥も説明できます。
膝関節の痛みも同様です。「筋肉」「神経」以外に、「栄養」「脳」「姿勢」「身体の使い方」と総合的に調べることで、身体の痛みは確実に治せます。