良い姿勢を構築する際に必要不可欠な「頭部」の話

 

 

多くの人は日常生活で腰や肩を痛めてしまっています。それ以外に、慢性疲労、眼精疲労、だるさ、不定愁訴といった症状も年齢を重ねると抱えるようになります。こうした慢性病を抱える原因の一つとして「姿勢」が挙げられます。

 

良い姿勢を構築することで、体の不調の改善や美容といった複合的に良い効果をもたらします。そのため、姿勢矯正ベルトを購入したり、姿勢改善のために体操を行うことは健康な日々を過ごすことにつながります。

 

ただ、良い姿勢を構築しようと思っても、頭部の位置が少しでもずれると姿勢が定まらないことをご存知でしょうか?人が立ったり座ったりしているときの頭部の位置は正しく負担なく立つために重要な意味を持っています。こうした内容を理解しておくことで確実にあなたの姿勢はキレイになります。

 

そこで、今回は、良い姿勢を構築するために知っておきたい、「頭部」の話について解説していきます。

 

「頭」の位置を変えても良い姿勢は身につかない

人の頭は位置がずれると、肩や腰といった部位に負担をかけてしまいます。具体的には、「頭部」が前に出ると、体は肩凝りが起こりやすくなります。

 

人は頭の位置が前方に出ると肩関節も一緒に前に出やすくなります。すると、上半身が自然と前屈し、肺が圧迫されます。これによって呼吸機能が低下し、背中周りの神経が圧迫されます。すると、背中周りの筋肉が硬直し、上半身の体重をささえることができなくなります。その結果、上半身の重さが腰に集中して、肩に負担がかかります。

 

 

 

人の頭の重量は4、5kgあり、頭が前方に10cm動くと、肩や背中にかかる負担は数倍上がると言われています。PCやスマートフォンを使う人は特に頭が前に出やすくなるため、普段の生活で肩凝りを起こしやすくなります。

 

頭の位置を正しただけでは、姿勢が改善されない理由

そのため、整体の世界では、頭の位置を少し後ろに引くに指導する人がいます。ただ、このように頭を後ろに下げても姿勢全体を直すのは困難です。

 

その理由として、良い姿勢において、直さなければいけないものは、頭部の位置ではなく、「背骨に湾曲がない状態」だからです。つまり、頭部を前後に引くだけではなく、上下の位置関係についても考えていかなければいけません。つまり、座っているときも立っているときも頭部の位置が最も高い位置になければ背骨は真っ直ぐになりません。

 

では、先ほど述べたように頭部を後ろに引くとどうでしょうか?実際に行えばわかりますが、頭部を後ろに引くと、腰周りに負担がかかった無理な姿勢になります。

 

なぜなら、頭を後ろに下げようとすると、胸が前に出てしまうからです。実際に行うとわかりますが、頭が前に出た猫背の状態から頭だけ引くと胸が連動するように前方に出ます。

 

これは、体が自然とバランスをとろうとしている結果です。猫背の状態は、骨盤が後ろに傾き、頭が前方に出ています。もし、この状態で頭を後ろに引こうとすると、体は後ろに倒れてしまいます。すると、胸を前に出して重心を保とうとします。胸が前に出た鳩胸のような姿勢になります。

 

猫背のときは胸が縮んだ姿勢になりますが、この状態は自然と胸開いた姿勢となります。そのため、見た目は良い姿勢に見えます。ただ、この姿勢は胸周りの筋肉が緊張しているため、体が疲れやすいです。時間がたつと背中周りの筋肉が緊張し、腰痛のリスクを上げることにもつながります。

 

 

 

このように、腰痛の原因は頭の位置だけではなく、胸が前方に出ていることも要因の一つです。頭が前に出すぎていたり胸が前方に突出していたりすると、背筋に力みが出ます。それによって、背筋周りの神経が圧迫されてしまい、腰に負担がかかります。

 

つまり、頭を引いただけでは、良い姿勢は身につかないということです。必ず「後ろに引くこと」と「上方向に伸ばすこと」を二つ行わなければいけません。ただ、上方向に伸ばすことは、体感しずらいため、こればかりは実際に体現できる方に相談を受けた方がいいです。二つの内容を自分で実践できるようになると、自分でもわかるくらいキレイな姿勢が身に付きます。

 

少し頭部を後ろに引く事とお腹をへこませると本質的に姿勢改善ができる

ただ、本質的に姿勢改善を行いたい場合、次のように工夫をすれば、改善が行えます。具体的には、「頭部を引く事」と「お腹をへこませる事」の二つを行うことです。

 

まず、人差し指を口に当てて「シー」のポーズを取ります。次に、人差し指を強く押し当てることで、頭部が後ろに引かれます。

 

そのため、頭部は後ろに引くだけではなく上方向にも伸ばすようにしましょう。少しアゴを引いて、首の後ろを上方に伸ばすようにします。すると、頭部の位置が高くなり、背中の骨が上方に伸ばしやすくなります。

 

PCで作業をしている人の場合であれば、キーボードをたたく力や文字を見ようとする集中力を少し薄めてみてください。すると、PC作業中であっても首が伸ばしやすくなるはずです。なるべく作業中でも、首を伸ばす意識を崩さないように意識すれば、見た目よく、肩や腰に負担のない姿勢を構築することができます。

 

あなたが、頭を後ろに引くだけでなく、上方に伸ばすことまでできれば、健康な身体は容易に構築できます。きちんと体の仕組みを学び、筋肉の働かせ方を学んで、良い姿勢を継続的に維持できるようにしましょう。

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