姿勢改善、腰痛、肩凝りに効く眼の使い方

 

 

30〜50歳になってくると、身体の痛みや不調が出てきます。特に、日常生活でデスクワークの多い人は、普段の姿勢に歪みが生じて、身体の各部に痛みが生じます。そのため、体に負担のない姿勢を勉強することは大切です。

 

そのためには、体の各部位の働きを理解し、筋肉や関節に無理のないよう座ったり立ったりする必要があります。普段の生活で姿勢が崩れてしまうのは、体の各部に意識を向けていないからです。体の仕組みを学び、各部位の適切な筋肉の働かせ方を理解していけば、姿勢が改善され、身体の痛みや不調が改善されていきます。

 

その中で、姿勢全体に関わる体の部位として、「眼」が挙げられます。「眼」は頭という体の頂点に位置すること、デスクワークの方は眼を多く使うからです。そのため、眼の仕組みを学び、普段の生活から意識することで、身体の負担や姿勢を改善するようにしてください。

 

ここでは、姿勢を改善するための「眼」の使い方について解説していきます。

 

目と耳の高さを一直線にそろえると肩や腰が楽になる

頭の位置を変える目安として、目と耳の位置をみます。私たちは日常生活で本やパソコンをみる機会が多いため、頭がうつむき加減になっていることが多いです。そのため、目の高さが耳より低くなっています。

 

そこで、うつむいていた頭の位置を、少し変えましょう。そのために、首を伸ばして肩を落とします。肩を落とすと、耳から首にかけてつながっている筋肉が伸ばされます。すると、頭を動かしやすくすることができます。

 

ここで目と耳の高さを一直線にそろえましょう。頭の位置を変えて目線を上げると、座っているときに肩を落としやすくなります。

 

この理由は、目線を上げることで、目の奥の筋肉の緊張をほぐすことができるからです。目の奥には、眼球をあらゆる方向に動かすための筋肉があります。この眼球周りの筋肉は首の奥底の筋肉と解剖学的につながっています。首周りの筋肉がほぐれると、最終的に上半身上部まで無駄な緊張をなくすことができます。

 

このように、目線をあげることで、眼球周り、首、背中の上部の筋肉まで凝りをなくすことができるため、肩の緊張がとれます。さrない、目の筋肉がリラックスするため、長時間の仕事で目が疲れた場合にもこころがけるとよいです。

 

デスクワークでパソコンを使うことが多い場合、ディスプレイはなるべく垂直に立てるようにしましょう。この理由は、ディスプレイがななめに傾いているとどうしてものぞき込もうとしてしまい、頭が前方に傾くからです。頭が下がり、目線がさがった瞬間に眼球周りの筋肉が緊張し、緊張が上半身上部までつながります。

 

そして、仕事中、目線を挙げた姿勢を長く維持したい場合、見る角度を変えるようにしましょう。それは、なるべく「上から下へ見下ろすように見ること」です。つまり、目線の高さをそのままにして、視点を変えるのです。

 

普段パソコンを眺める機会が多くなると、どうしてもディスプレイの高さと目線の高さを近くしようとしてしまいます。すると、頭が下に下がりやすくなります。すると、頭の位置が崩れ、首、肩、背中とつながって姿勢が崩れていきます。

 

これをなくすために、座るときはなるべく体とディスプレイを近づけます。そして、目線を高く上げると、頭の位置がディスプレイより高くなります。そこから、目線は下げずに見下ろすように画面を見ましょう。こうすることで、目線を落とさずいつも通りに作業をすることができます。

 

最初は慣れないと思いますが、しばらくやると慣れてきます。私は武道における上半身の姿勢を普段の生活でも保つ方法はないか模索した結果、上記のような目の使い方をすることで、デスクワークで体の疲れはかなり軽減されました。

 

眼を6方向に動かす

次に、「目線を高く」することができたのであれば、さらに眼の筋肉をほぐすことを考えます。ここでは、デスクワーク中心の方の特に効果的な眼の体操を紹介します。

 

具体的には、あらゆる方向に眼を動かすことです。左を見たり、右を見たりして、眼の奥の筋肉を動かすようにします。これによって、眼球周りの筋肉を効率的にほぐすことができます。

 

眼には、左右、上下を見るときに働く筋肉が変わります。具体的には、眼球には、「上直筋」「下直筋」「外直筋」「内直筋」があります。これらの筋肉は眼を上下左右に動かす際に働く筋肉です。さらに、眼は時計、反時計周りに回転するように動かすこともでき、この際には、「上斜筋」「下斜筋」などが働きます。

 

普段、私たちが物を見たり、PC画面を眺めているときは、一点に集中して眺めています。すると、眼球を内側に動かすための「内直筋」が集中して動きます。

 

もし、眼の疲れを本質的に取り去りたい場合は、上記に述べた筋肉を全て活用する必要があります。しかし、PC作業を中心に行っている人の場合、一つの筋肉ばかりに負担がかかり、凝りが発生します。これが「眼の疲れ」になります。意識的に眼球周りの他の筋肉を使うようにして、負担のかかった筋肉を休ませるようにしなければいけません。

 

余談ですが、眼の筋肉は上下に動かすことで、他の筋肉も働きます。目線を下に下げると、腹部の筋肉が動き、目線を上に上げすぎると、耳周りの筋肉が働きます。古くの弓道の世界では、自分の姿勢の崩れが見抜けないと、こうした筋肉の凝りから、弓を引く動作が崩れることをお話されています。

 

本質的に姿勢を改善するためには、あらゆる部位に眼を向けていかなければいけません。その中で、デスクワーク中心の方は、「眼」に注目するようにしましょう。眼の筋肉をほぐし、首の筋肉の凝りが取れてくれば、普段の作業における姿勢と疲れが大きく変わっていきます。

 

体に負担のない姿勢を身につけるために「目」の位置や使い方は重要です。目線を上げて、頭の位置をなるべく高くしましょう。そして、パソコンの画面を上から見下ろすように見ることで体全体の姿勢を崩さずに維持することができます。さらに、眼をあらゆる方向に動かし、眼球周りの筋肉を全体的に活用し、凝りをほぐしていくようにします。

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