武道の観点から、腰と肩に負担のない姿勢を構築する

 

 

世の中には、肩こり、ひざ痛、腰痛に悩まされている人は数多くいます。これ以外に、疲れやすくなった、見た目が老いて見えるといった、体の悩みは尽きません。これらの悩みの解決の根幹となるのが「姿勢を変えること」です。

 

姿勢を変えることで、腰や肩にかかっていた負担を軽減することができます。さらに、見た目のピンと伸びた姿勢になり、周りから見栄え良く見られます。姿勢を保つことは内面だけでなく、外面にも大きく影響します。

 

そのため、正しい姿勢を身につけて、体に負担のない状態を保ち続けることは大切です。ただ、武道の世界で実践されている姿勢の整え方を身につければ、誰でも身体に負担のない姿勢を実践できます。これらを身につけることで、姿勢を正すことができ、毎日を健康的に暮らすことができます。

 

それでは、今回はキレイな姿勢を正すために必要なことについて解説していきます。

 

首を伸ばして肩を落とす

武道の世界では「胴づくり」と言われる姿勢の整え方があります。これは弓道の世界で取り入れられる上半身の姿勢を整える動作です。胴づくりを行うことにより、弓を引いている最中にかかる反動力に対して、姿勢を崩れにくいようにします。

 

この「胴づくり」を具体的に説明すると「首」と「両肩」の筋肉を活用します。

 

まず、少しアゴを引いて、首を伸ばすようにしましょう。すると、背中をさわってみると背中の筋肉が伸ばされることがわかります。そして、両肩を落とします。すると、胸周りの筋肉がほぐれるのがわかります。これによって、上半身全体の無駄な力みをなくすことができます。
 
この姿勢は肩、腰周りの筋肉がだるく感じる人は必須です。その理由としては、肩凝りは頭部が前方に出ることによって、みぞおちより上部の背骨が丸くなることで起こりやすいからです。一方、腰痛は胸の筋肉が張りすぎて、腰が反ってしまうことによって、生じます。

 

この姿勢を意識しつづけることで骨格の位置が正されて、症状が緩和されます。筆者は、学生時代に肩と腰の痛みに悩まされていました。しかし、頭部の位置を正し、肩の力みを取り去ることで、背中が伸びやすくなり、姿勢がキレイに正されるのが実感できました。

 

デスクワーク中心の方は肩凝りや首凝り解消につながる

さらに、頭部の位置や肩の力みを取り去ることは、「眼の痛み」「指の力み」を解消することにもつながります。

 

眼球周りの筋肉は首の奥底にある筋肉と解剖学的につながっていることが知られています。さらに、指に力が入ると、肘や腕に力が入り、肩周りにも力みが伝わります。座位中心で仕事している人は目と指を使うため、眼球周りの筋肉と指先に力が入ります。すると、肩や首に力みがつながって、筋肉が固くなってしまいます。

 

そこで、上記に述べたキレイな姿勢のために必要な二つの意識を続けるようにします。すると、座っているとき、歩いているときも胸の筋肉が楽になっている感覚を手に入れることができます。

 

胸周りが和らいでいる感覚を常に持ち続ければ、次第に両肩が落ちる姿勢になります。次にキーボードで作業をするときも、画面を眺めるときも同様に意識するようにします。すると、座り作業における肩の力みが楽になってきます。

 

デスクワーク中心の人は姿勢がゆがみがちです。正しい姿勢を身につけるために首を伸ばして肩を落としましょう。すると、上半身全体の筋肉がリラックスして、負担のない姿勢を身につけることができます。

 

腹圧をかける

次に、簡単にできる姿勢矯正として、「腹圧をかけること」が挙げられます。これは、自宅にタオルや手ぬぐいがあれば、実践できるので行ってみるようにしましょう。

 

家にある手ぬぐいの中で、自分の腹部に負けるくらいの長さのものを選びます。これを選んだらへその高さに結んでください。これによって、腹圧をかけることができます。すると、背中を真っ直ぐに伸ばしやすくなるのを体感できます。

 

人の背骨は、腰、胸、首の部分で湾曲します。この湾曲が大きくなりすぎると、肩や腰に痛みを伴うようになります。例えば、腰の部分の背骨が湾曲しすぎると、「反り腰」になり、肩の部分で湾曲が大きくなると「猫背」になります。

 

そこで、腹部にタオルを巻いて腹圧をかけることは腰部の背骨の湾曲をなくし、ピンと骨盤を立たせることができます。さらに、腰部が真っ直ぐに正されることで、上部に位置する胸や肩も真っ直ぐになります。これによって、姿勢を正しやすくなり、「キレイな姿勢」を構築することができます。

 

腹圧をかけることで、ダイエット効果も

さらに、腹圧をかける姿勢に慣れてきたら、常にこの姿勢を意識するようにします。腹圧をかけて家事をしたり、筋トレを行います。さらには、腹圧をかけてストレッチを行います。

 

これを実践しつづけることで、ダイエットにも効果があります。その理由として、腹圧をかけることで、背中周りの筋肉を活用して、動作を続けることができるからです。これによって、背中周りの脂肪燃焼が強く促進され、背中周りの贅肉を減らすことができます。

 

実際に、ダイエットを行った人の中には、姿勢を意識しただけで、背中の無駄な贅肉が取れた方もいます。逆にいうと、姿勢を意識せずに筋トレを行うと、筋肉に大きな負担をかけてしまう危険があります。あるいは、姿勢を意識せずにストレッチを行うと、思う以上にストレッチ効果を得ることができません。

 

そのため、ダイエットを志している人は腹圧をかけた姿勢を意識するようにしましょう。もし、わからなければ、最初はお腹に帯やタオルを巻き、道具を用いて腹圧をかけます。このような工夫をすることで、キレイな姿勢を維持し続けることができます。

 

「キレイな姿勢」を身につけることはそこまで難しいことではありません。体の仕組みに基づいて使うべき筋肉を理解することで、キチンと身体に負担なく、かつ見た目が素敵な姿勢を構築することができます。

//

無料メールマガジン:健康理論

セミナー開催:健康理論


サイトマップ
HOME