雨の日に気分が乗らないときの心の整え方

日本で暮らしていると、長雨が続くときがあります。6、7月に梅雨があり、さらに9月に長い雨が続くときもあります。これは、前線が長く停滞することによっておこります。

 

台風や長雨によって毎日雨が続くと気分は滅入ります。仕事中に「ダルさ」や「眠気」を訴える人も多いでしょう。このようなときも、少し体を使うだけで気分が改善されます。

 

ここでは、雨の日が続いたときのダルさの解消法について解説していきます。

 

 

雨の日にだるくなる理由を解析する


台風は気象庁によると、「北西太平洋に存在する熱帯低気圧のうち、低気圧域内の最大風速がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のもの」と定義されています。つまり、台風とは「強い低気圧」のことを指します。

 

この「低気圧」が荒天時の体調不良には関わっています。それは、低気圧によって人の体にある副交感神経が優位に働きやすくなるのです。

 

人間の循環器や呼吸器、消化器などを調整する自律神経には、「交感神経優位」と「副交感神経優位」の2つの状態があります。交感神経が優位に働くと「興奮、覚醒、血圧や心拍数の上昇」が起こり、副交感神経が優位に働くと「リラックス、消化吸収の促進、血圧や心拍数の低下」が起こります。

 

もう少しアバウトに説明すると交感神経優位のときはお仕事に対して気合が入り、副交感神経優位のときは眠くなっておやすみモードなってしまいます。このように、人間のカラダは晴天で高気圧のときは「交感神経優位」に、雨や曇りで低気圧のときは「副交感神経優位」になるようにできています。

 

 「おやすみモード」のカラダを改善する呼吸法

荒天のときは、カラダが低気圧により「おやすみモード」になっているため、「眠い」「ダルい」といった症状を訴える人が増えます。ただ、どうしても集中したい場合、自分自身でスイッチを入れる方法があります。

 

具体的には、「呼吸」です。呼吸をすることで、副交感神経と交感神経の働きをバランスを整えることができます。息を吸うときに

 

うまくバランスをとるための呼吸として、武道で用いられる呼吸法を紹介します。坐っているとき、立っているときにもできるので、そのときの状況に合わせて実践できます。

 

少し目線を上げるようにして背筋を真っ直ぐ伸ばします。そして、両肩をぐっと落とすようにしましょう。これは、両肩を落とすことで胸周りの筋肉をゆるめることが目的です。

 

次に呼吸を行います。武道における呼吸は「吐く」方を意識します。息を吐くことで、全身の筋肉がゆるんでくるからです。胸を縮め、おなかの底にある空気を出し切るイメージで吐ききりましょう。そして、吸いたくなったら吐くのをやめます。すると、自然と空気が入るように吸う運動が起こります。

 

このように、長く息を吐いて、吐ききったら一気に空気を吸う運動を10回程度行います。上半身の力は自分あから入れないようにします。すると、交感神経も働くようになり、気持ちが上がってきます。

 

武道の世界では、この呼吸を取り入れることで、身体が暖かくなることがわかっています。全身の血液の循環が高まり、体温が上がるからです。水分を入れたり、回数を増やすことで、自分自身でニュートラルな状態に調整することができます。

 

呼吸や全身の筋肉を緩めることで、交感神経・副交感神経の働きを調整することができることを理解しましょう。雨の日に気持ちが乗らないときも、やる気が徐々に上がり、だるい体の状態を改善することができます。

 

自分で自分の皮膚を刺激する

さらに、雨の日でだるくなる状態を防ぐ方法として、指圧があります。実は、指圧を行うことは交換神経と副交感神経の働きを調節する働きがあります。

 

人の身体には、「ヒスタミン」と呼ばれる物質があります。ヒスタミンは脳、胃、皮膚などに存在する神経伝達物質の一種です。ヒスタミンは、交感神経と副交感神経が働きのバランスが崩れる原因の一つです。本質的に、天気によっての気分の移り変わりが改善したければ、ヒスタミンの関与する反応を抑えることが大切です。

 

例えば、ヒスタミン反応の代表例として、花粉症が挙げられます。花粉が鼻の粘膜につくと、花粉をとらえ、除去する抗体が産生されます。異物に対して、抗体がくっつくことを「抗原抗体反応」といい、この反応が起こると、ヒスタミンが放出されます。

 

ヒスタミンの役割は「ここに異物がありますよ」と知らせることです。異物の場所を脳に伝え、マクロファージ、好中球などの異物を撃退する物質を効率よく集めるために必要です。しかし、もしヒスタミンが過剰量に放出されると、異物を攻撃する物質が多く集まりすぎてしまいます。これによって、異物以外に正常な細胞も破壊してしまいます。

 

ヒスタミンは、気圧や気温の変化によっても、過剰に働きます。大きな気温変化によって、身体がだるくなってしまうもう一つの原因として、ヒスタミンの量が過剰に放出されすぎることが挙げられます。ヒスタミンの過剰生産によって、異物を撃退する物質が身体の各部に多く集まりすぎてしまいます。

 

これによって、正常な細胞が多く破壊され、疲れ物質(これを活性酸素)を多く生産します。すると、疲労感や倦怠感を引き起こしてしまいます。そのため、気温の変化によって起こるだるさを解消するためにはヒスタミンが引き起こす反応を抑えることが大切です。

 

具体的な手法として、指圧を行うことです。たとえば、背骨や首回り、頭を指圧していきます。これによって、身体の気持ちが安定し、交感神経、副交感神経の働きが安定化します。

 

指圧を行うことで、皮膚の表層にある神経が刺激されます。皮膚刺激によって、細胞膜に電気的刺激を与えることができ、栄養分の輸送や老化した細胞の除去活動が円滑に行われます。このような皮膚刺激によって、生命力の向上、生体内で起こる免疫反応の機能向上することもわかっています(ただ、科学的根拠は未だわかっていません)

 

そのため、皮膚刺激を積極的に行うようにしましょう。具体的な指圧方法に関しては「具体的な皮膚刺激の方法」に詳しく記していますので参照してみてください。

 

呼吸や全身の筋肉を緩めることで、交感神経・副交感神経の働きを調整することができることを理解しましょう。そのうえで、皮膚刺激を行うことで本質的に倦怠感を改善できます。雨の日に気持ちが乗らないときも、やる気が徐々に上がり、だるい体の状態を改善することができます。


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