世の中の姿勢矯正の情報が役に立たない理由

 

 

長居間デスクワークを続けると、「腰、肩がだるい」「猫背姿勢が癖づいてしまう」といった悩みが生じます。そこで、仕事や日々の生活において、良い姿勢を保つことは健康につながります。

 

普段の姿勢が整っていると体の各部にかかる筋肉の負担が軽減されるため、疲れがたまりにくなります。その結果として、体調不調が少なくなるからです。ただ、多くの人は良い姿勢を保とうと思っても、時間がたてば崩れてしまいます。頭でわかっていてもキレイな姿勢を保つことに疲れてしまいます。

 

この理由は、体の仕組みや姿勢における大事なことを理解していないことから起こります。世の中には「キレイな姿勢」に正す方法は数多く記されています。しかし、これらの情報を知っていながら実際に行うことができないのには理由があります。

 

ここでは、体の仕組みから、人が良い姿勢を保つことができない理由について解説していきます。

 

筋力で形だけ整えても根本的に姿勢も動きも変わらない

例えば、猫背になっている人の場合は胸を張る姿勢をとって猫背を解消しようとします。腰が曲がっている場合は少しお尻を上げるようにして、骨盤を傾けます。

 

ただ、このように一部分の筋肉を活用して姿勢を直したり動きを正そうとしても、実際の運動や生活には活かすことができません。なぜなら、これらの動作は全て「筋力」を使ったものだからです。

 

筋肉は伸びたり縮んだりすることで、骨の位置や関節の動きを制御します。当然ですが、筋肉を動かすためには、筋肉に「動きなさい」という指令を送らなければいけません。このときは、「動きなさい」という指令は神経を介して送られます。

 

そして、この指令は「脳」から送られます。つまり、もしも、胸を張って猫背を直すのであれば、胸周りの筋肉に「張りなさい」という情報を神経を介して送られ、脳がその指令を送り続ける必要があります。

 

つまり、脳からの指令で筋肉を縮ませたり、伸ばしたりすれば、「見た目の形」を短期的に正すことは可能です。
しかし、仕事をする上では、このような指令は意味がありません。なぜなら、仕事をするために必要な脳からの指令は「胸を張ること」ではなく、「キーボードを打つこと」だからです。

 

つまり、良い姿勢を筋力を使って、正したところで、実生活には何も意味がなさなくなります。胸を張るという指令を送ることで、PC作業が速くなるわけでもありません。そのため、仕事をしている最中にこの指令が途切れ、結果として姿勢が猫背になったり反り腰になったりします。

 

つまり、世の中の書籍で言われている情報はやみくもにそれだけを行おうとしてもいけません。必ず、体の仕組みに基づいて「筋力を使わない」ように骨格を整えなければいけません。

 

もし、ただただ情報をうのみにして、筋肉を力ませて形だけ姿勢を正していたら、いつまでもキレイな姿勢や理想の動きを実現させることは困難です。特に、スポーツ、日常生活含め、胸や腰といった肩甲骨や股関節の動きに関わる場所は必要以上に力を入れると、かえって姿勢が崩れやすくなったり、スポーツパフォーマンスが低下したりします。

 

二個以上の筋肉を活用する

実際に、私は様々な姿勢矯正や動作改善の書籍を見て、「肩甲骨を寄せて、キレイな姿勢」「肩甲骨を使って腕を振る」といった言葉を真に受けて動作を行いました。しかし、その結果、スポーツの技術が低下したところか
腰や肩周りの筋肉の慢性疲労に悩まされました。

 

これは、「姿勢を真っ直ぐにしないといけない」という余計な意識を持って運動や仕事をしていたからです。そのため、体を動かすときも、姿勢を真っ直ぐに正すときも、必要以上に筋力を使わないようにし、なるべく無駄な力みをなくすことに注力を注ぎます。

 

これによって、腰、肩の痛みに開放されて、スポーツにおいても、トライアスロンの全ての競技でパフォーマンスアップが見られました。このように、なるべく筋肉を力ませずに、書籍で話されている「キレイな姿勢」「理想の動き」を実現させる一つの方法として「二個以上の筋肉」を使うことが挙げられます。

 

例えば、人の腕の中で、最も力みやすい箇所は「親指の付け根」と「肘の外側」の筋肉です。もし、腕をリラックスさせようとすると、多くの人は「腕の筋肉に力を入れないようにする」と考えます。

 

しかし、このように一部分の筋肉だけで考えていると何かの拍子にまた力んでしまいます。そこで、頭部全体を後ろに引き、首の後ろを伸ばしてください。次にみぞおち部(肋骨の中心の最も下部に位置する箇所)を引くようにしてください。すると、腕の中の筋肉が動き、親指の付け根や肘の外側の筋肉の力みが少なくなることがわかりま
す。

 

これは、首の後ろと胸郭を引くことで、肩の上部の筋肉をゆるませることで、腕の筋肉にかかる負担が軽減されるからと考えられます。つまり、腕の筋肉の力みを抜くためには、腕自体の筋肉を抜くのではなく、「何の筋肉の力を抜けば、結果として腕の筋肉が抜けるか」という風に思考しなければいけません。

 

同じような内容を「座り作業で肩が痛いとき」「腰が痛いとき」「冷え性で困っているとき」「膝が痛いとき」に応用することで、確実な身体の痛み改善が期待できます。

 

当然ですが、世の中の書籍は皆このように具体的に別の筋肉を使って、動かしたい筋肉にアプローチする
手法が存在しません。そのため、情報だけ知っていても意味がありません。このように、良い姿勢は作ろうと一生懸命情報に記された内容を頑張ったとしても、作って出来上がるものではありません。

 

そのため、メルマガを読んでいるあなたの場合、「骨盤を立てるためには」「股関節を動かすためには」と考えたとき注目している筋肉とは別の筋肉を動かせるようにしましょう。

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