専門家の意見を取り入れても健康になれない本質的理由

社会人になると、デスクワークで腰や肩に負担をかけたり、人間関係でストレスをかかえます。それによって、姿勢が崩れたり、身体の不調をわずらいやすくなります。年齢を重ねると、腰痛、肩こり、慢性疲労、睡眠不足なとさまざまな症状が大きくなるため、姿勢が崩れていまいます。

そこで、姿勢を学んだり、健康法を試したりすることが大切です。正しい姿勢を実践したり、食事管理を変えることが、健康な身体を近づける近道です。

世の中には、様々な健康法が紹介されています。例えば、姿勢を改善する手法はさまざまなものが紹介されています。こうした健康法について、詳しく調べた専門家もいます。

「重心」「インナーマッスル」など、様々な専門用語を使い、合理的な健康法が紹介されています。しかし、こういった科学的分析を行ったとしても、実際に健康につながらないことが多いです。その理由として、化学的に分析したとしても、実際には、身体には何も効果がないことが多いからです。

専門家の意見は必ずしも正しい訳ではありません。こうした情報を見たり聞いたりするときは、あなたの知力と判断で本当に必要のある情報であるかを判断しなくてはいけません。

そこで、今回は、専門家の話す内容や健康法が必ずしも合わない理由と、それに向けてあなたの身体を健康にするために必要なことについて解説していきます。

<h3>人の体は簡単な科学で言い表せられない</h3>
近年、科学技術の発展によって、体の各部の働きや筋肉の状態を調べられるようになりました。たとえば、昔の場合、脚を早くなりたければひたすら練習や稽古だと指導されます。しかし、最近では、科学的な根拠に基づいて、あらゆるトレーニング方法が開発されています。

そして、スポーツ・生活で理想とされる動きやフォームが調べられるようになりました。たとえば、ランニングにたとえると、走る動作は脚を使う運動です。

何も考えなければ、子供のようにやみくもに走ります。しかし、科学的な観点からでは、「効率よく走るためには股関節から効率よく脚を動かすようにすることが大切だ」や「重心移動が一番大切である」と解釈されます。

そのため、ランニングの世界では、走るときに股関節を意識することが大切であると説明されます。つまり、股関節から動かそうとする(A)→脚が前に出る(B)といったように、科学的に動きを説明します。

確かにこのようにいわれると、多くの人は納得するかもしれません。実際に多くの書籍に書かれているA→Bの説明や内容は間違っていません。ただ、あなたが実際に健康な身体を構築したい場合、もう一つ考え方を変えるようにしてください。

それは、<span style=”color:#0A15FF”>人の体には、同時系列にあらゆる動きが反応が起こっているということです。</span>

たとえば、先ほどの説明で股関節を動かそうとすることで、脚は前に出しやすくなります。しかし、股関節を動かそうとすると、実際にはほかの体の部位も動きます。

例えば、股関節を動かそうとすると「お尻の筋肉」「背中の筋肉」「肩の筋肉」も同時に動きます。つまり、A→Bという動きが起こっている最中にC→D,E→F、G→Hといったように、別の体の反応が同時に起こります。

すると、こういったほかの筋肉の動きによって、かえって体の余計な力みになったり、理想となる姿勢から崩れてしまう可能性があります。

<h4>股関節を意識したとしても、股関節は動かせない</h4>
例えば、上記に述べた内容であれば、「股関節を動かせば脚の付け根から動かせるようになる」という理屈があります。そのため、股関節周りの筋肉を動かすことを意識します。

ただ、股関節を意識したとしても、<span style=”color:#0A15FF”>実際に股関節を動かすためには、肩甲骨周りの筋肉が柔軟でなければいけません。</span>この理由として、股関節と肩甲骨の筋肉は、動きにおいて連動して動くことがわかっているからです。

さらに、股関節の筋肉を動かすためには、<span style=”color:#0A15FF”>頭部の筋肉の柔軟性にも気を使わなければいけません。</span>人の腕や脚を動かすためには、背骨にある「脳脊髄神経」が滞りなく流れていなければいけません。この液体は頭部にあり、仙腸関節(お尻の割れ目上部にある関節)にかけて循環して流れています。

もし、この液体の循環が滞れば、股関節は動かしづらくなります。このように、股関節を動かすといっても、「頭部」「肩甲骨周りの筋肉」の柔軟性と、様々なことが関連しています。このように、安易に「股関節を動かせば良い」と考えられなくなります。

<h4>腰痛、肩こりの治し方も一つだけ解決策を行っても意味がない</h4>
他に、腰痛、肩こりの治し方についても同じことがいえます。「腰痛を治すには、○○薬を飲む」「お尻の筋肉を鍛えなければいけない」といったものがあります。しかし、<span style=”color:#0A15FF”>腰痛の痛みには、筋肉の凝りによって、起こる場合と内蔵疲労によって起こる痛みがあります。</span>

もし、内蔵からくる疲労が原因であれば、薬を飲んでも筋トレしても本質的に改善できません。実際には、腰の痛みを解消するためには、「栄養」を変えなければいけません。栄養素を変えて、内蔵の負担をなくすことで、痛みや症状が軽くなっていきます。

<h4>あらゆる状況を想定しなければいけない</h4>
私は、弓道やスポーツの世界で、あらゆる人の姿勢や体の力みを見てきました。その中で、専門家に言われた腰やひざの意識の仕方を実行するばかりに、体がうまく扱えていない人がたくさんいる事実に気づかされました。

そして、中には人工関節で弓を引いている人や生まれつき神経が麻痺して、うまく走れない人がいました。このような人に対して、先ほど申し上げました科学的に負担のない姿勢の知識はそのまま当てはめることはできません。

もし、あなたが人の体の動きや姿勢を見る立場であったらどうでしょうか?このような専門的な知識だけ持ち合わせていることがいかに危険かがわかります。むしろ、こういった専門的な知識だけに頼っていると、あなたの適した姿勢が余計にわからなくなる可能性があります。

世の中にはあらゆる「立ち方」が存在します。そして、筋肉に負担のない、リラックスした姿勢を自分で身につけるには、人のあらゆる動きや体の反応を勉強しなくてはいけません。

そのため、<span style=”color:#FF0A0A”>専門家の持つ知識や知見があったとしたら、客観的に考える必要があります。</span>つまり、自分の体にあった動きや姿勢は自分自身で探していかなくてはいけません。

上記に挙げた通り、専門家の持つ科学的内容は説得力があるため、多くの人はそのまま受け止めてしまいます。姿勢の世界では、他者の意見を真に受けて、かえって悪い方向にいってしまうことはよくあります。

そのため、多くの知識を身につけるとともに、それを生活でしっかり実践するようにしましょう。そうして、自分の中で合う意見を効率よく取り入れることができれば、あなた自身の力で、普段の生活を健康的に送ることができます。

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