深い呼吸を身に着けたとしても、健康になれない理由

世の中には、様々な健康法があります。その中で、情報をきちんと精査し、健康な身体を構築していくことは大切です。

 

そして、日常生活の中では、緊張をしいられる場面があります。例えば、仕事で大事な場面に直面したとき、スポーツでここ一番のチャンスの場面に立たされたときです。それだけでなく、同じ姿勢で座り続けるだけでも、腰や肩の筋肉がゆるんでしまう可能性があります。

 

その中で、健康関連の書籍を見ると、「呼吸」の重要性について書かれています。

 

呼吸を大切にする理由として、空気中の酸素を取り込み、血流を改善できることです。空気中の酸素を大量に取り込むことは、体内のエネルギー源を多く取り込むことにつながります。そして、さらに、全身の血流を改善することで、身体の無駄な凝りを取り去ることにつながります。

 

このこと事態は間違ったことではなく、呼吸を深く息を行えば、気持ちは落ちつけることができるかもしれません。しかし、実際には呼吸だけを意識することは本質的な緊張状態の改善にはつながりません。それどころか、無駄な呼吸動作はかえって、筋肉を過剰に働かせてしまい、身体のよけいな疲労につながります

 

では、なぜ呼吸動作を意識しただけでは、身体の緊張にはつながるのでしょうか?ここでは、呼吸を意識しすぎることによる障害とその対策法について解説していきます。

 

呼吸を意識すると、身体が落ち着く理由

呼吸をすることによって、心が落ち着く理由として、副交感神経がよく働くようになるから」です。

 

人の背骨には、血圧、心拍数など生命活動に関わる自律神経があり、大きく「交感神経」と「副交感神経」の2つ神経が存在します。交感神経は、興奮しているときに働く神経です。一方、副交感神経は、身体が落ち着いているに働く神経です。この2つはお互いにバランスを取りながら活動しています。

 

日々のストレスにさらされると、そのストレスに対抗しようとして、交感神経が過剰に働きます。そして、交感神経の働きの特徴として「心拍数が上がる」「呼吸が浅くなる」などがあります。これによって、呼吸が浅くなり、身体は過緊張に包まれます。

 

実際に身体の緊張を抑えるには、ヒスタミン反応を抑えるしかない

このように言われると、人は納得され、呼吸を意識的にしようとします。「大人数の前でのプレゼンテーション」「試合でここ一番の場面」「何か心が不安になってしまったとき」など、大事な場面で呼吸をするようにします。

 

ただ、残念ながら、このように意識的に呼吸をしたところで、精神が落ち着くことはほとんどありません。むしろ、心を落ち着かせようとしても、緊張を強いられる場面に立ったら、結局緊張してしまうことはとくあります。

 

なぜなら、先ほど述べた呼吸動作は、落ち着いた状態を維持する方法であるからです。一度身体に過剰が緊張すると、抑えるのは呼吸ではなく、姿勢や皮膚感覚であったりするからです。

 

人はヒスタミン反応が過剰になると緊張しやすくなる

ストレスがかかる場面、緊張を強いられる場面では、普段の状況と何が異なるでしょうか?それは、その場面における気圧や温度差、雰囲気です。

 

このような外界の変化は人間の皮膚が感じ取ります。この際に、皮膚の表層にある「ヒスタミン」と呼ばれる神経伝達物質が細胞に対して、反応を起こします。具体的には、外界の変化によって、ヒスタミンが体内から放出されます。これによって、人はある部位に血液を集めることができます。

 

このようにして、筋肉の活動に必要な血液を集めることができます。そして、ヒスタミンは脳内にも多く存在する物質です。しかし、栄養状態の偏り、姿勢の崩れによって、このヒスタミン反応が過剰に起こりすぎてしまいます。

 

もしも、ヒスタミン反応が過剰に起これば、血液が大量に集まりすぎてしまいます。これが頭部に集まりすぎれば、「頭に血が上った緊張状態」が起こってしまいます。実社会で「緊張しない姿勢」を構築するためには、「ヒスタミン反応」を抑えることが大切です。

 

さらに、ヒスタミン反応を抑えることは様々な症状改善につながります。「腰痛、肩こり、慢性疲労、睡眠不足、便秘」の症状改善にもヒスタミン反応が関係しています。こうした症状も各部位に関係する神経や筋肉に体液が流れすぎることで、不調を患います。

 

このヒスタミン反応は交感神経が関係していることは生体の仕組みからわかります。交感神経が緊張すると、ヒスタミン反応が過剰になることがわかっています。

 

副交感神経の働きを維持化させるのは「呼吸」動作です。しかし、世の中には、交感神経が過剰に働く場面は数多くあります。そのため、本質的に緊張体質を改善するのは、呼吸だけでは無理です。むしろ、呼吸動作を過度に行うと、呼吸筋が強く働きすぎてしまい、よけいな疲れや凝りが起こってしまいます。

 

ヒスタミンの過剰反応を抑えるために背骨をずれをなくす

さらに、ヒスタミン反応を抑える一つの方法として、「姿勢」が挙げられます。頸椎、胸椎、腰椎(首から腰にかけての背骨)によけいな湾曲なく、上方に伸びた姿勢を取ります。すると、交感神経、副交感神経に関係する背骨周りの神経に歪みや詰まりをなくすことができます。これによって、過緊張を招く反応を抑えることにつながります。

 

武道やスポーツを行っている人であれば、一度は体験したことがあるでしょう。スポーツや武道をしていると、緊張したときや、気持ちがうわずっているときに大きく息を吸ったり吐いたりしてみましょう。すると、余計に体にだるさが生じます。緊張している体をさらに動かすことになるからです。

 

そのため、スポーツや日常生活で病を治したい、不調を軽減させたいと思うのであれば、呼吸を意識しただけでは不十分と言えます。つまり、意識的に深呼吸を行うのではなく、自然と深呼吸ができる体勢を作ることが大切です。


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