各関節のゆがみを確認する3つの方法と10個の修正法

社会人になると、身体のだるさ、疲労感に悩む人は多いです。あるいは、腰痛や肩こりを抱え、悩んでいる人がいます。健康な体で毎日を送るために、普段の生活から良い姿勢を保つことは大切です。

 

そこで、先ほど述べた身体の不調の本質は「身体のねじれ」にあることをご存知でしょうか? 歪みとは姿勢のゆがみのことであり、体の各部の関節のゆがみでもあります。これらの部位に歪みが生じると、歪んだ部位の筋肉に負荷がかかりやすくなります。その結果として体の不調をまねくことがあります。

 

ただ、武道の観点から考えると、身体のゆがみを自身で確認し、そのねじれを解消する方法が存在します。多くの方は「肩」「胸」「骨盤」「脚」からねじれが生じています。これらの関節にねじれが生じると、腰痛や肩こり、慢性疲労に悩まされます。

 

そのため、不調を改善したい場合は、自分の身体のねじれを解消するようにしましょう。今回は、身体のゆがみの確認方法、その解決策について解説していきます。

 

 体の不調はゆがみから現れる

あなたは、よく捻挫や怪我をしていませんか?あるいは、慢性病で悩んでいませんか?それらの体の不調の原因のほとんどが、歪みから来ています。身体は左右対称を基本としています。しかし、調べてみると、自分の体が意外なほどゆがんでいることがわかります。
身体が歪んでいるのは、水道のホースを足で踏んだり、手でひねったりしたときと似たような状態になります。つまり、血管や神経、内臓が圧迫されて、筋肉を凝らせたりたるませたりします。

 

もし、神経が圧迫されてしまうと、筋肉に必要な栄養が流れにくくなります。筋肉に必要量の栄養分が流れなければ、脳はもっと栄養素を流すように促します。すると、筋肉に大量の体液(栄養素の入った血液)が流れます。

 

もし、大量の体液が一部分に流れると、不必要になった体液(リンパ液)が処理しきれず、一部の体液が残ります。その体液が筋肉周辺で凝縮し、固化します。これによって筋肉に凝りが起こります。このように、すると、血行が悪くなったりうっ血しやすくなると、筋肉や内臓の働きが低下します。身体のあちこちが傷んだり、しびれたりします。

 

健康のためにスポーツを始めたとしても、「歪み」を持ったまま運動を行うとします。すると、左右均等に動作を行っていたとしても、歪みが多い方の手足に力が入ります。すると、歪みがさらに強くなってしまう可能性があります。

 

日常生活でも、原因がはっきりしていないのに頭痛や肩凝りなどがしたり、またはそれがなかなか治らなかったりするのは「歪み」が原因の場合があります。

 

スポーツ選手は気をつけよう

そして、スポーツ経験者であれば、スポーツを行うときに、自分の身体にねじれがないか確認するようにしましょう。なぜなら、スポーツ選手であっても身体のねじれが起こるからです。

 

身体のねじれは、生活習慣、姿勢不良、栄養バランスの偏りによって起こります。例えば、デスクワーク中心の生活をしていれば、腰椎や胸椎にねじれが起こりやすくなります。スポーツにおいて、左右非対称の運動を行えば、関節の一部にねじれが生じます。

 

こうした自体が起こると、ねじれた部位の神経や血液が圧迫されます。すると、筋肉に無駄な体液が流れやすくなり、筋肉の凝りが生じます。

 

健康のためにスポーツを始めたとしても、「歪み」を持ったまま運動を行うとします。すると、左右均等に動作を行っていたとしても、歪みが多い方の手足に力が入ります。すると、歪みがさらに強くなってしまう可能性があります。

 

日常生活でも、原因がはっきりしていないのに頭痛や肩凝りなどがしたり、またはそれがなかなか治らなかったりするのは「歪み」が原因の場合があります。こうした理由から、スポーツ選手を含め、一般人は自分の身体のねじれを起こしている箇所を理解し、怪我や不調を改善していく必要があります。

 

 身体のゆがみテスト

ただ、大部分の人はゆがみといっても、どのくらい歪みがあるのかわかりません。そこで、簡単な歪みを確認するテストがあります。これで、ご自身の身体をチェックしましょう。

 

・テスト1:足踏み

まわりに何もない場所で、両目をつぶってその場で足踏みをしてください。1分間この動作を続け、目は開けないようにしましょう。1分後、足踏みをやめて、そのままの位置でゆっくり目を開けてみてください。

 

そのときに元の位置と同じ、もしくはほとんど変わらない場合、身体のねじれはないと言えます。しかし、体が右や左に向いたり、前に進みすぎていたり、ぐるっと一回転して元に戻っている場合は姿勢がねじれていると言えます。

 

 

 

・テスト2:片足バランス

両目をつぶったまま、片足立ちして、ください。両手は水平に上げます。これを1分間続け、左右の足で両方行いましょう。左右の安定感が同じであれば、歪みはありません。安定感に違いがある場合、より安定している方に重心がかかっています。

 

 

 

・テスト3:指合わせ

両目をつむったまま、両手の人差し指を胸の前に合わせてください。腰にゆがみがなければ、指先はぴたりと合います。うまく合わない人の場合、腰にねじれのある人です。

 

 

 

・テスト4:顔による歪み度チェック

鏡の前で、両足をそろえて立ちます。次に上体をリラックスさせます。そして、自分の顔を確認しましょう。もし、頭が傾いている場合、「眼が大きい」「唇が下がっている」「食べ物がかみやすい」「耳が下がっている」という傾向が表れます。

 

この傾向が表れる原因として、傾いた側の骨盤が上がっていることが挙げられます。まずは、この三つのねじれを確認し、自分の身体の状態を確認してください。次に体の各部のねじれを改善するための「ねじれを解消する体操法」を実践しましょう。これらの体操を行うことで、身体のゆがみを解消するようにします。

 

各部の関節のゆがみを解消する体操

次に、自分の身体のねじれを確認したら、各関節のねじれを解消する体操法を実践しましょう。具体的には、「肩」「胸」「骨盤」「脚」に分けてねじれを解消していきます。4つの部位のゆがみを解消できれば、身体の不調のもととなる歪みを解消することができます。

 

以下に各関節の歪みを解消する方法について解説していきます。

 

肩の上下のねじれを修正する

両肩の高さを見ると、一方の肩が下がっている人がいます。これは、肩の下にある肋骨(ろっこつ)が下垂しているからです。このような状態では、バストの形も違ってきます。また、肩の高さが違うと、胃の消化活動に関係します。例えば、右肩が上がっているとお腹が空きやすくなることがわかっています。

 

肩の位置を修正する法は肩が下がっている側の手を前に出して腕立てをします。体力のなく、腕立てを行うのが難しい人は膝を曲げてやってみましょう。これにより、肩のねじれを修正することができます。

 

 

胸のねじれの修正法

胸がねじれていると、腕を十分に使えないようになります。特にスポーツ選手は腕の故障の原因となります。怪我を未然に防ぐためにも、胸のねじれがないかを確認し、修正をかけるようにしましょう。

 

胸のねじれを確認する方法は二通りあります。

 

一つは、正座をして両手を頭の後ろで組み、肘を開きます。次に、真上からどちらの肘が前に出ているかを見てもらいます。右肘が前に位置している場合、出ていると、右胸が前方にねじれていることを意味します。

 

もう一つは一人で行う方法です。膝立ちの姿勢で両手を頭の後ろに組みます。この姿勢で限界まで胸を反らせます。そして、肘がより引っ込んでいる側に胸がねじれています。

 

胸のねじれを修正する法は、膝立ちになって、胸が前に出ていたほうの手を上に伸ばして、腹を突き出すように身体を反らします。これは、限界まで行うようにしましょう。5〜6秒程度してから元に戻します。

 

この運動を2〜3回繰り返すようことで、胸のねじれが修正されます。

 

 

胸周りにある筋肉として、大胸筋があります。大胸筋がねじれたまま固くなったり、緊張していたりすると、胸の筋肉がねじれます。あるいは、背中側にある後背筋が緊張することで、胸郭の位置が左右にずれます。

 

上記した体操を行うことで、緊張した大胸筋や肋骨周りの筋肉がストレッチされます。これによって胸郭の位置が整い、胸のねじれが解消されます。

 

骨盤の高さ確認法・修正法

後ろから骨盤の両上端を指で押さえます。左右の高さを測り、左右差がないかを確認します。腰痛を持った人の場合、骨盤の高さにかなり差があります。

 

そして、ねじれの修正法は、正座から骨盤の低い側の足を出し、横座りになります。その姿勢のまま、両手を頭の後ろで組み、背筋を伸ばして両肘を張ります。息を吐きながら、上半身を足を出した方へ曲げます。5〜6秒して脱力します。

 

 

骨盤は身体の動きの中心となるので、歪みをとることで、楽に動けるようになります。

 

骨盤のねじれ確認法・修正法

あおむけに寝て、両足をそろえます。そこから、片足ずつゆっくり開いて、その膝の開き具合を見ます。開きにくい足の側に、腰椎3番を中心として、身体がねじれています。

 

修正法は、右足が開かない場合、正座の姿勢から右足を前に出して伸ばし、両手を後ろにつけます。そこから、首の力を抜いて、アゴを突き出し、上半身を後ろにそらします。このとき、腰はできるだけ高く上げるようにしましょう。

 

伸ばした右足を床から約5センチ浮かせて、床と足が平行になるようにできるだけ開き、その状態で5〜6秒間維持し、脱力します。

 

 

なお、この修正法は、首のねじれまで一気に直します。そのため、音をたてたり、力を入れたりしないようにしましょう。修正後、足が開きやすくなるのを実感できます。

 

骨盤のねじれ確認法・修正法2

正座をして、膝の揃い方をみます。膝が引っ込んでいる方に腰がねじれています。

 

骨盤のねじれを修正したい場合、ひっこんだほうの膝を拳二つ分くらい前に出します。次に、四つん這いから手を組んで胸を床につけます。そのまま腰を左右にゆっくり倒します。息を吐きながら、左右に10回程度行ってください。終わった後に正座を行うと、両膝がそろいます。

 

 

股関節の重心のズレ確認法・修正法

あおむけに寝て、膝を立てて左右の倒しやすさを見ます。左右共に行ってみて倒しやすい側に骨盤が寄っています。そのため、倒しやすい側に身体の重心が偏っています。

 

重心を左右均等に乗せたい場合、あおむけに寝て、かかとと肩で身体を支えるようにして腰を上げます。倒しずらい側に倒して5〜6秒して脱力します。行った後、倒しにくかった方が倒しやすくなるのが実感できます。

 

 

股関節の開きの違い確認法・修正法

まず、合せき(足の裏を合わせる)して、左右の膝の高さをみます。左右の高さを比べてみて、高い方の骨盤が閉じています。

 

左右の開きを合わせるには、あおむけに寝て、高い方の膝をそのままにします。もう一方の足は真っ直ぐに伸ばします。曲げた方(高い方)の膝を床につけたまま、腰を水平に上げます。5〜6秒して、脱力します。

 

 

上記の体操を行うことで、強化される筋肉は「お尻の筋肉」です。お尻の筋肉の役割として、しまることで、股関節が垂直に立ちます。

 

この筋肉は日常で座り中心の生活をしていると緊張し、固くなります。すると、股関節を垂直に立たせることができなくなり、ねじれが起こります。

 

腰椎三番目のずれが起こる原因として、お尻を外旋する筋肉の低下が挙げられます。骨盤の重心が起こる原因として、左右のどちらかの尻を閉める筋肉が低下したことが挙げられます。そのため、上記した体操によってお尻を締める筋肉を強化し、骨盤のねじれを解消するようにしてください。

 

足首の傾き確認法

まず、あおむけになって、自分の足首の角度を見ます。足首と床との角度が60度より大きいか小さいかを見ます。

 

もし、足首の角度が60度以上であれば、肩や首が緊張している可能性があります。逆に、60度以下は腹部に異常がある可能性があります。足首と地面の角度は60度になるのが正常な位置です。

 

修正法は60度以上とそうでない場合で少し変わります。60度以上は膝を外側に倒して、倒した側の手はお腹、反対側の手は伸ばして起き上がります。5〜6回程度行います。

 

 

60度以下の場合は膝を内側に倒して、手で足首をもって起き上がります。5〜6回程度行います。

 

 

手・足の長さ修正法

身体のゆがみ方には、胴体部以外にもあります。それは、腕、足自体の長さのズレがあります。まず、うつ伏せになって、両手、両足さきを伸ばします。それぞれ左右の親指の位置で、手足の長短を見ます。それぞれを比べると、2〜3センチは違っています。

 

修正法は短い方の足を持ってもらい、その足をやさしくふりながら引っ張ってもらいます。手の長さが違っていた場合、短い方の手の肩に足をかけて、手を引っ張ってもらいます。

 

このように、人の体は「足首の角度が60度よりずれる」「手足の長さが左右差が現れる」といった歪みが現れます。今回述べたような確認法と修正法を実践し、歪みをとりましょう。これによって、病気・怪我の原因の解消につながります。

 

このような、脚の長さにずれが起こる原因として、一方の太ももの筋肉が緊張していることが挙げられます。これは、普段の生活における姿勢不良、運動不足によって起こります。

 

以上の内容を理解することで、疲労、腰痛、肩こりにつながる身体のねじれの解消法について理解できます。自分の身体のねじれを確認し、各関節のねじれを解消するようにしましょう。これによって、身体のねじれを解消し、身体の不調を改善できます。


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