首の筋肉をゆるめると、あらゆる症状の改善に向かう

仕事を続けていると、身体の不調や慢性疲労に悩まされます。そうしたときに、身体の仕組みを勉強し、不調改善に努めていくことは大切です。

 

その中で、普段の生活で筋肉のこわばりが出ていないかは、身体の健康に関わります。筋肉がこわばると、その周りを取り巻く神経や血管が詰まります。これによって、血流の低下が起こり、身体の不調が起こります。

 

そこで、具体的に「首の筋肉の緊張」によって、生じる不調は多い事がわかっています。人が身体の不調を抱える原因として、頸椎(首の骨)の歪みが挙げられます。首の骨がずれることで、その骨に関連する神経に圧迫が起こります。それによって、関係する筋肉や器官に栄養がいかなくなり、不調をわずらいます。

 

そして、首の緊張や頸椎のずれによって、精神状態や感情の揺れが起こることもわかっています。つまり、首の骨や筋肉をゆるめる手法を理解することで、あなたの普段の生活における精神や健康状態の崩れを改善できます。薬やサプリメントに頼らず、不調の根源となる「頸椎のねじれ」によって、身体の不調を本質から改善できます。

 

そこで、今回は、あらゆる身体の不調につながる頸椎のズレとその解消法について詳しく解説していきます。

 

首のねじれはあらゆる症状を招く

仕事をしている人に体の状態を聞くと、「眼が疲れる」や「頭痛がする」といった悩みを抱えている人が多いです。これらの症状は、首のねじれによって生じます。

 

首は、7つの頸椎と呼ばれる骨がつながって構成されています。そして、頸椎間の関節にねじれが起こると、体に不調や疲れが生じます。

 

この理由として、7つの頸椎には、神経や血管が張り巡らされており、それぞれが眼、耳、口、鼻、背骨など、あらゆる器官につながっているからです。

 

例えば、仕事をしていると、パソコン画面に映し出された様々な情報を眺めなければいけません。すると、眼球周りの筋肉がせわしなく動くため、眼の奥の筋肉が緊張します。そして、眼球の奥の筋肉は首の奥底の筋肉と解剖学的につながっています。

 

もし、眼の疲れを取り去るためには、眼の筋肉をほぐせば良いでしょうか?実際の眼の疲れは眼の奥の筋肉が原因であり、関連する部位として、頸椎があります。つまり、眼の筋肉の凝りを取り去るためには、眼の奥にある首の筋肉をゆるめなければいけません。そのためには、頸椎周りの皮膚や筋肉に眼を向ける必要があります。す。

 

頭痛を持っている人は、頸椎が左右のどちらかにねじれています。眼の疲れも、頭が前方に出てしまい、首の後ろ側の筋肉が凝ることが原因です。いびきは、首の筋肉の緊張が関係し、歯ぎしりは首だけでなく、頭蓋骨の位置がずれることで生じます。

 

他にも、鼻がよく詰まる人は、首が後ろに反りすぎて、アゴが上がっていることが原因です。これは、アゴが上がると、鼻の血行が障害されるため、鼻のとおりが悪くなります。

 

歯が悪くなりやすい人も同様で、首に問題がある場合が多いです。首が凝って左右にねじれると、左右の傾いた側の血行が悪くなります。そうなると、血流が障害された側が、虫歯や歯槽膿漏にかかりやすくなります。 

 

なぜ、耳の障害は片側にしか起きないのか?

では、頸椎のねじれによって起こる身体の不調についてもう少し詳しくみていきます。耳に関する症状として、中耳炎があります。中耳炎を患うと、片耳に障害が出ます。不思議なことに、両方の耳が悪くなることはありません。

 

この理由として、頸椎には右と左の2通りのずれ方があるからです。頸椎が右にずれた場合、右耳につながる神経が圧迫され、右耳が炎症を起こします。反対に左にずれると、左耳につながる神経につまりを起こり、左耳に栄養がいきにくくなります。このため、中耳炎は片側にしか起こらないとされています。

 

ちなみに、耳につながる神経は頸椎4番目が関係しています。同様の理屈で頭痛、眼の疲れも起こります。つまり、身体の不調には、頸椎のズレによって起こっていることがわかります。

 

首の筋肉の緊張によって、精神状態が崩れる

さらに、頸椎のねじれを含め、首の筋肉の緊張は、精神状態の崩れを起こします。不安感、不快感、イライラ……こうした症状に共通しているのが、首の筋肉の緊張を招いている事です

 

東洋医学的に、身体の機能にかかわる要素、生命活動のエネルギーを「気」という言葉で表現します。「気」の変化によって起こる身体の症状は3つあり、その中に、頭部に「気」が行き過ぎる事による「気逆」と呼ばれる不調があります。

 

気逆とは、活動するためのエネルギーが頭部に行き過ぎていることです。これによって、身体の精神状態を不安定にさせることがわかっています。以下に首が緊張することによって起こる精神の崩れについて解説していきます。

 

頑張ろうと思うと上半身全体が固まる

「頑張ろう」と考えることは、一見すると良いように思えます。仕事には全力で取り組むし、スポーツにおいては人一倍練習し、誰よりも頑張ろうとするのです。しかし、このように頑張ろうと身体を動かすと、かえって仕事やスポーツが上達しなくなります。

 

その理由として、「頑張ろう」と思うだけで身体のあらゆる筋肉が緊張し、固くなるからです。特に、「頑張ろう」とすると首・肩に力が入ります。この状態は仕事における、作業の正確さ、スポーツにおける全身の筋肉の柔軟性、動作の協調性が低下します。したがって、仕事の能率が低下してしまいます。

 

それだけではなく、体の不調を招いたり、精神的に病に陥ったりする可能性があります。

 

上司に締め切りの近い仕事を任されて、「頑張ろう」と意識すると、最初に首と肩に力が入ります。すると、首に大量の体液(栄養素の入った血液)が集まりやすくなります。栄養素が利用され、必要のなくなった体液はリンパ節によって回収されていきます。

 

しかし、首に過剰に体液が集まりすぎると、古い体液がその部に居座ります。これによって、首の血行が悪くなり、頭がうまく働かなくなります。すると、仕事中に余計な心配をしたり、小さなミスをしてしまったりする可能性が高くなります。

 

肩に力が入ってしまうと、同時に手にも力が入ります。そして、肩と手に力みが生じると、上半身の重心は高くなります。すると、呼吸が浅くなり緊張しやすくなるため、プレゼンや商談といった大事な話合いでうまく話せなくなってしまいます。

 

また、人は小さなミスや焦りが募ると、さらに「頑張ろう」と思います。すると、ますます上半身が固まってしまいます。結果的に、動きも安定感がなくなって、ぎこちなくなります。

 

つまり、頑張ろうとすればするほど、さらにミスが多くなり、疲労度も大きくなるということです。

 

スポーツで一生懸命がんばるほどうまくいかなくなる理由

例えば、スポーツを始めたものの、なかなか上達しない人がいます。上達が遅い人は、練習しても上手くならないため、練習をやめてしまいます。このような人の動きを見ると、頑張ろうとして上半身が力んでいることが挙げられます。

 

他人から見て、「あの人は頑張っている」とわかる人は、日ごろから首・肩に力が入りすぎています。頑張っているときは、身体の一部分に力を入れて動作をするため、力みやすいです。

 

さらに、本人は「頑張ろう」と力んでいるため、頭が緊張します。そのため、身体にも無理がかかっても、疲労を感じる力が鈍ります。

 

疲れることが自覚できなくなると、ある日突然体の不調が来ます。普段は風邪ひとつ引かずにバリバリ仕事している人が、突然倒れることがあります。このような不調には、必ず前兆があります。しかし、身体の不調を感じる力が鈍っているため、自覚できないのです。
このように、頑張ろうと思いすぎることで、仕事や生活に悪影響を及ぼす可能性があります。自分の体調に悪影響が出ないように、生活で工夫していく必要があります。

 

 

  首が固いとイライラしやすくなる

姿勢が崩れることで、筋肉だけが凝るわけではありません。関節のゆがみによっても生じます。そして、関節の影響によって心にも凝りが出てしまい、精神面にも悪影響が出ます。

 

例えば、仕事しているときにヤケにイライラしやすくなったことはないでしょうか。そのような時は、ちょっとしたことで気持ちがカッとなり、感情的になったり人にあたったりして外部に被害を与えます。実はこうした感情の起伏も、姿勢の崩れから起こっています。

 

具体的には、首が固くなるとイライラしやすくなります。肩や首に力が入ることで、身体の重心が高くなるからです。重心の位置が上方に変位すると、呼吸が肺を過剰に使って行わなくてはいけない状態になるので、自然と息が浅くなります。すると、エネルギーをうまく外に発散できなくなるため、ストレスがたまりやすくなります。

 

呼吸が深く、腹の奥まで息が入るときは自然と気持ちが落ち着き、少々のことでは感情が揺れません。しかし。重心の位置が上に上がっているときは、息を吸ったり吐いたりする運動がしにくくなるのがわかります。

 

このように、首の筋肉が固くなると、イライラしやすくなるため、仕事や普段の人間関係でトラブルが生じてしまいます。

 

何か気に入らないことがあると、ガミガミ言って怒鳴る人もいます。このような原因も首と肩の凝りにあります。首と肩が凝ると身体の重心が上がり、呼吸が浅くなります。すると、普段の生活で首や肩の凝りが詰まっている状態に違和感を覚えます。この違和感を解消するためには、怒ったりキレたりして首の筋肉を柔らかくする必要があります。

 

この他にも、手首の筋肉の緊張が原因でも、精神的な不安定は生じます。

 

手は脳の筋肉や働きと連動して働きます。手首の動きが緊張していると、脳にそのこわばりが連動してしまいます。すると、脳内の酸素が薄くなって、軽い酸欠状態になります。このような状態では、落ち着いて物事を考えることはできず、つい感情的になってしまいます。

 

首の筋肉の緊張をとる方法

このように、身体の不調には頸椎のズレが関係していることがわかります。さらに、精神のぶれは首の筋肉が緊張していることから起こります。そのため、身体の不調を改善するためには、首の筋肉のこわばりをとるようにします。

 

以下に、首の筋肉の緊張を取り去る具体的手法について解説していきます。

 

足裏全体に体重ののせる

首の筋肉に緊張がない状態は、上半身全体がリラックスしているときです。そのためには、リラックスしている姿勢を心がける必要があります。ここで、上半身の筋肉のリラックスと足裏の重心には大きな関わりがあります。

 

リラックスしていて、脚や上体の筋肉に張りがなければ、上半身の重みは足裏全体へ均一にかかります。しかし、つま先近くに体重が乗ると、上半身の後部や腰回りが緊張します。あるいは、かかと付近に体重が乗ると、腹部の筋肉が力んでしまいます。そのため、リラックス状態を維持するために、足裏全体へ均一体重が乗るように姿勢を整えましょう

 

ポイントとして、首の後ろの筋肉を伸ばすように意識することです。頭を少し後ろに引き、頭を10p上に吊り上げるように首を伸ばす意識を持ちましょう。すると、足裏全体に体重がかかります。これによって、全身がリラックスした姿勢が出来上がります。

 

この状態を普段から心がければ、生活における姿勢の感覚が変わっていきます。気持ちが自然に整うようになり、力みがなくなっていきます。私生活でこのリラックスした姿勢を習慣づけると、首から起こす不調や精神の崩れは抑えられていきます。

 

 

 カッきたら肩を落とす

心がカッとしたときに、周りに怒鳴ったりネチネチ言ったりすることで瞬間的に気持ちは楽になります。ただ、そのようなことを続けていると、あなたの周りに人はどんどん離れていくようになるでしょう。

 

そうなると、心がどんどん狭くなり、健康に悪影響を与えます。そのため、何か感情的になっても、表に出さないようにすることが大切です。

 

もし、あなたがイライラしやすくなった場合、次のことを心がけましょう。それは、カッと来た瞬間に肩を落とすことです。カッと来た瞬間に、首や肩が瞬間的に凝ります。ここで意識的に力を緩めることをしなければ、感情に振り回されてしまいます。

 

また、両肩を落とすことで、少し時間にも間が空きます。すると、自分のことを客観視することができるため、、精神が落ち着き、感情の起伏を抑えることができます。

 

そのため、普段から、両肩を楽にして、深呼吸を心がけましょう。すると、心の動揺を防ぐことができます。

 

今回述べたように、姿勢が崩れることで、イライラしやすくなったり怒りっぽくなったりします。これは、首と肩が凝ることが原因です。感情的になってしまったら肩を落として、深呼吸するようにしましょう。

 

呼吸をゆっくりすることで、心を落ち着けることができ、怒りを鎮めることができます。そして、結果として、仕事や人間関係で障害をなくすことができます。

 

脇を締めれば、頸椎が安定する

このため、頸椎のねじれを解消することは、体の不調を無くし、健康の向上につながります。ただ、首のねじれを取ることは非常に難しいです。この理由として、頭部が人体の中で最も上方向に位置しているからです。

 

つまり、体の各関節によって、影響を受けやすい部位といえます。例えば、腰が前傾したり、胸がねじれただけでも、首関節にねじれが起こります。そのため、体の別の部分を使って、首のねじれを起こしにくい姿勢を作るように考えることが大切です。

 

そこで、頸椎のねじれを抑える部位として、「肩」が挙げられます。ここでは、両肩のねじれをとり、結果とし頸椎がねじれにくい姿勢を作る方法について解説していきます。

 

両脇の間に手ぬぐいやタオルなどを入れて、それを締めるようにしましょう。このように、脇の筋肉を締めることで、肩の位置が定まります。この姿勢によって、首の左右のねじれを解消することができます。

 

指の筋肉をゆるめることで、首の筋肉がゆるまる

その他に、首の筋肉と関係している部位として、「指」が挙げられます。仕事で疲れてしまったら、休憩中に、指や掌の筋肉をゆるめるようにしましょう。

 

これは、人の考えていることや脳の働きは、「手」と関係しているからです。

 

学校のテスト勉強をしているときを例に挙げます。テスト範囲の内容を勉強するときに、耳で聞くのと紙に書いて暗記するのでは、書いた方が、記憶の定着率は高いです。それは、聞くより書いた方が、脳へ入る刺激や情報が多いためにです。

 

そのため、首が疲れてきたら手をマッサージして、手の筋肉をゆるめるようにしましょう。このときは、指先・掌心(しょうしん)・掌根(しょうこん)・拇指根(ぼしこん)を意識してください。

 

掌心は手のひらの中心部であり、掌根は小指の付け根から、3〜5p下にある部位です。拇指根とは、親指の付け根のことです。これらの部位は、手の筋肉の中でも、ほぐすとリラッス効果であるところです。

 

頭でゴチャゴチャ考えてしまう場合、頭を整理するのではなく、まずは、手や掌の状態を改善するようにしましょう。

 

以上の内容を理解することで、首関節のねじれや緊張を抑えることができます。首関節が歪みを起こしたり、緊張したりすると、身体の不調や精神に大きく関わります。そこで、姿勢を整える、両肩を抑える、指の筋肉をゆるめるなどを行い、首の筋肉をゆるめるようにしましょう。

 

首の筋肉のゆるみが身体全体の健康につながります。そして、本質的に健康を改善するためには、首に焦点を当てることは必須といえます。


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