スポーツにおける怪我や運動嫌いを解消する具体的手法

普段の生活における姿勢を改善すると、身体の不調や怪我を改善できます。例えば、スポーツの世界では、腕を使う競技(野球、テニス)がいくつかあります。この他に、日常生活でもパソコンの作業も指先を使うため、腕の筋肉を使って作業していると言えます。

 

そして、こうした運動や作業で「肘」を痛めることはよくあります。しかし、こうした痛みを姿勢を分析し、固くなりやすい筋肉を理解することで、改善の道が開けます。固くなりやすい筋肉に関しては、体操や別の運動を行うことで、筋肉の使い方が変わり、結果として身体の怪我を改善することにつながります。

 

それだけではありません。姿勢を分析することで、「運動嫌い」も改善することができます。

 

なぜ、姿勢が崩れると腕を怪我しやすいのか

姿勢が崩れているとは具体的に「体幹部」が崩れているとも言えます。人の体は腕・脚を除いた部分を「体幹」と呼び、あらゆる運動動作で関わる重要な部位と言えます。

 

例えば、野球の世界では、「打つ」「走る」「守る」といった動作があります。これら三つの動作はみな別々の筋肉を使って行っているように見えます。しかし、これらの動作はすべて体幹部が関係しています。腕や脚の動きも体幹部の働きに連動して、動いていると言えます。

 

そのため、体幹部の姿勢が崩れてしまうと、腕や脚の動きにも影響が出てきます。特に首と肩の筋肉が凝ると、腕を動かす動作がしにくくなります。それによって、腕を動かす動作で肘に負担がかかりすぎて、怪我をしてしまう可能性があります。

 

この理由をひとつずつ順を追って説明していきます。まず。首と肩の筋肉に力が入りすぎると、重心の位置が上に上がりやすくなります。すると、姿勢が猫背になったり、腰が反りすぎてしまう可能性があります。つまり、上半身が下半身の上にどっしりと乗りにくくなります。

 

これによって、体幹部の筋肉が緊張しやすくなってしまいます。この状態になると、脇腹にかけて生えている筋肉(側筋)が縮みやすく、凝りやすくなります。この側面の筋肉の凝りが腕を動かす動作に悪影響を与えます。

 

人は姿勢が屈みすぎたり、反りすぎたりすると、脇腹の筋肉が伸ばしにくくなります。例えば、姿勢を真っ直ぐにして、右腕を左側に伸ばして脇腹を伸ばしてみます。その次に、姿勢を屈んだ状態で行ってみると、脇腹を伸ばしにくくなるのがわかります。

 

腕の怪我は「脇下の筋肉の柔軟性」を改善する

そして、脇腹の伸びはあらゆるスポーツ動作にかかわる筋肉です。例えば、野球でのボールを投げる動作や、水泳で水をかく動作です。このような動作を効率良く行うためには、脇腹の筋肉をリラックスさせて自由に伸び縮みさせる必要があります。

 

テニスでサーブを打つときに、一度ボールを真上に上げます。このとき、腕を使って上げようとすると、ボールが上に挙げる動作をしにくくなります。しかし、腕ではなく、脇腹を伸ばすようにイメージして、腕を上に上げると、ボールが真上にキレイに上がります。

 

こういった理由により、テニスや野球の投げる動作で肘が痛くなってしまうのは、脇腹が凝っているからです。この状態では、腕をスムーズに動かすのが難しく、肘だけでなく手首や肩にも大きな負担がかかってしまいます。

 

また、PC作業でも同様です。姿勢が曲がっていたり、上半身に力が入っていたりしたとします。すると、肩が上がりやすく、力が入りやすい姿勢となります。すると、キーボードで指先をたたくときに肘も一緒に力が入ってしまいます。

 

そのため、肘が痛くなったら、脇腹を柔軟にするようにしましょう。そのためには、良い姿勢やリラックスした状態を身につける必要があります。少し頭の位置を後ろに下げたり、脇腹を伸ばすために体を横に倒したりしましょう。すると、背中がよく動くようになり、凝りがほぐされます。

 

ジョギングで脇が痛くなる症状もわき腹の柔軟性を改善する

ただ、テニスや野球で生じる腕の怪我は、他のスポーツでも応用できます。

 

例えば、ジョギングにおいては、「脇腹が痛い」「息が上がりやすい」といった症状を持ちます。こうした症状も、脇腹の筋肉を活用することで、改善できます。ランニングで走っていると、どこか一方の脇腹が痛くなることがあります。このような痛みが続いてしまうと、ついついスピードをゆるめたくなります。

 

こうした痛みの原因は、脇腹の筋肉の柔軟性に問題が出ていることにあります。左右の側筋の柔軟性が偏っているため、バランスが悪くなっています。すると、体重のかかる位置も変わってしまい、硬くなっている側の筋が傷みやすくなります。

 

あるいは、脇下の筋肉の柔軟性が低下すると、胸郭を膨らます運動がしずらくなります。すると、深い呼吸が入らなくなるため、スタミナが低下します。つまり、ランナーにとって、脇下の柔軟性を高めることは、パフォーマンス向上に必須といえます。

 

脇腹の筋肉を柔らかくするためには、普段から、脇腹の筋肉を柔軟に伸ばしておくことが大切です。片方の腕を上げて、上げた腕と反対側の方向に倒し、体側を伸ばすようにしましょう。この運動を左右ともに行い、脇腹の筋肉をほぐしていきます。

 

なお、伸びにくい方の脇腹は回数を多く行うようにしましょう。柔軟体操をするとき、左右ともに同じように回数で行っていては、バランスを整えることは難しいです。伸ばしにくい方向を重点的に行うようにすることで、左右ともに伸び縮みしやすくなるようにほぐしましょう。
また、ランニング中の脇腹痛は、宿便がたまっていることが原因である可能性も考えられます。日ごろから排便をよくすることも、脇の痛み解消につながります。

 

持久力がない場合は、体と食事を見直す

マラソンなどで、持久力がなくて、ばてやすい人には二つの原因があります。それは、身体の柔軟性の低下と内臓の不調の2つです。

 

長時間の運動で疲れやすくなるのは、身体の動きがスムーズでないからです。骨盤が屈むと、脚が前に出しやすくなり、反ると後ろに出しやすくなります。走るときは、骨盤が屈む、反るという運動をリズミカルに繰り返して、足を前に出しています。この動きがスムーズにできなければ、疲れやすくなります。

 

また、内臓が弱っていると、身体の柔軟性が低下して、呼吸がうまく行えないことも原因になります。そのため、食生活を見直すのも一つの方法です。

 

人はごはんをたくさん食べすぎると、胃腸だけでなく、肝臓、腎臓にも負担がかかってしまい、働きが低下してしまいます。そのため、小食を心がけるようにすれば、内臓に負担がかかるのを防ぐことができます。

 

これに合わせて、骨盤を動かす体操を毎日行うようにしましょう。具体的には、イスに座って、両手は膝の上に置きます。口から息を吐きながら背中を丸めるようにします。このとき、顔は自然と下に向きます。次に鼻から息を吐きながら、腰を伸ばして背中を伸ばすようにします。そのとき顔は自然に向きます。これを交互に行うようにします。

 

運動が苦手な人には、ある共通点がある

そして、胴体部の筋肉の硬さは運動神経の低下にも関わります。

 

スポーツが苦手な人の特徴として、動作中に、無駄な力みが出ていることが挙げられます。例えば、「歩く」「走る」「腕を振る」といった動作であっても、筋肉がリラックスしていないと、うまく働かせることができません。

 

これらの動作は背中の筋肉の凝りを解消することで解決の方向に向かいます。背中には、「反る・屈む」「左右にねじる」「体側を伸ばす、縮める」の3種類の動きがあります。

 

「反る・屈む」運動は、イスに座った状態で簡単に行えます。座った姿勢で頭を前や後ろに傾けてみましょう。「左右にねじる」運動は、腰を左右にスイング動作のようにひねります。「体側を伸ばす・縮める」運動は片方の手を伸ばし、伸ばした方と反対側に腕を倒します。すると、体側が両側とも伸ばされます。

 

このように、三つの動きを積極的に行うようにすると、背中の筋肉の凝りをほぐすことができます。なぜなら、三つの動きを行うことで、背骨の柔軟性が改善し、背骨に通る神経の働き、血液の血流速度が改善されるからです。

 

これによって、腕や脚を無駄な力みなく動かすために必要な栄養分や血液を適切に送り込むことができます。

 

動き作りにはイメージも大事

スポーツの動きがなかなかうまくならない人にはもう一つの特徴があります、それは、動きを頭の中でイメージする力が弱いことです。

 

あなたは、好きなスポーツ選手の動きを見て、頭の中で想像して真似をしたことがあるでしょうか?スポーツの上達がうまい人は動きを頭の中でイメージする力が強いです。逆にそうでない人は、いろいろな動きを見ても、頭の中にイメージが残りません。このような、イメージする力も運動技術を高めることに必要です。

 

よく、スポーツ教室でも、インストラクターの動きとは似ても似つかない動きをしている人がいます。これは、目で見た動きが頭の中でイメージとして残せないからです。こうした人の場合、目で見た動きを、もう一度頭の中に描いてみる癖をつけましょう。

 

まとめ

以上の内容をまとめます。

 

・ 姿勢の崩れによって、胴体部の筋肉の柔軟性が低下する
・ スポーツ、日常における腕の痛みは脇下の筋肉の柔軟性によっておこる
・ ジョギングにおける脇腹の痛みは脇下の筋肉の柔軟性の低下によって起こる
・ スポーツが苦手な人の原因として胴体の筋肉の柔軟性低下が挙げられます。

 

これらの内容を実践し、胴体部の筋肉の柔軟性を改善するようにしましょう。スポーツにおける怪我や不調を防ぐことができます。


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