舌の健康状態を見極め、体の不調を防ぐ

日々の体の不調や異常を予防するためには、自己管理をしっかり行う必要があります。そして、自己管理には、睡眠時間や栄養の見直しといった内容が含まれます。これによって、体の各器官や内臓の働きが調節されます。

 

そして、内臓器官の働きが良くなることで、身体にも良い影響を与えます。人の神経の中には、内臓器官の働きを調節している自律神経があります。この神経の働きが整うことで、密接なつながりがある背中の筋肉に良い影響を与えます。背中の筋肉の柔軟性が高まり、腕や脚の可動性が大きくなります。

 

このように、人の痛みや不調の発生は内臓器官の不調から来ています。そのため、内臓の変化を観察することで、痛みや不調を解消することができます。そして、内臓変化を観察する方法として、舌の観察があります。

 

舌には、内臓の状態が現れます。そのため、舌を見ることで食生活や睡眠といった生活習慣の崩れを判断できます。そこで、今回は舌の構造と健康な状態を解説していきます。

 

 舌の構造と健康の状態を理解する

舌は筋肉でできており、自由に動かすことで、食べ物を口から喉に送り込むことができます。さらに、舌には味覚を感じる感覚器があります。

 

舌の表面は、粘膜によって覆われており、小さな隆起がたくさんあります。この隆起には2種類あり、「茸状乳頭(じじょうにゅうとう)」と「糸状乳頭(しじょうにゅうとう)」と呼ばれます

 

茸状乳頭は味覚に関係しており、赤く見えます。つまり、舌の「色」を作っており、循環状態を図る指標になります。一方、糸状乳頭は老廃物や食べ物カス、細菌などが積み重なってできます。そのことで、「舌苔(ぜったい)」と呼ばれる、舌の表面に付着する白い層を作ります。舌の表面は白くなっているのは舌苔がついているからです。

 

また、舌の裏側には中心部の両脇に「舌脈(ぜつみゃく)」と呼ばれる2本の血管が走っています。そして、舌の形や色、舌苔の性質や色、舌脈などを見ることで、体の状態を予測できます。

 

舌の形は、全身の栄養状態や水分代謝を表しています。例えば、痩せて薄い舌をしている場合、栄養不良が予測されます。また逆に、ボテッとした分厚い舌は、体内に水分が溜まっている可能性を示しています。分厚くなりすぎていると、舌の外周がデコボコしています。

 

舌の色からわかる体内の健康状態

舌の色は、全身の循環状態を表しているとされています。健康であれば、舌は薄ピンクの色をしています。全身の循環が悪くなると、舌の色が青白くなります。一方、舌が赤すぎる場合は、炎症や代謝の亢進などの状態が予測されます。

 

舌脈の色は心臓の働きに関係していると言われています。正常な状態では、赤色であり、心の働きが弱く全身の循環が悪くなると、色は黒っぽくなります。また、大きさも太くなります。

 

舌苔の厚さは、病気の重さを表しています。日本人は、舌を磨いている人が多いため、舌苔によって病気の程度を判断しにくい場合があります。舌苔が厚いほど病気が重く、舌苔が薄ければ、病気は軽い可能性が高いと判断できます。

 

舌苔の色は、病気の性質を表しています。舌苔の色は、健康な人の場合、薄い白色です。しかし、炎症や代謝の亢進が起こると、舌苔は黄色くなります。逆に代謝が悪くなっていると、舌苔は白さが増します。

 

なぜ、舌の色が変わるのか?

では、なぜ舌の色が変化してしまうのでしょう?これには、唾液の働きと関係しています。

 

人が体外から食物を取り込むとき、吸収するために「分解反応」が行われます。この際に、舌にはアミラーゼが分泌され、食物の分解が行われます。このアミラ―ゼには、食物の分解のほかに、口の中の消毒作用、殺菌作用も持っています。

 

唾液の分泌は加齢、胃腸の機能低下によって、低下することがわかっています。もし、姿勢が悪くなったり、栄養状態に偏りが生じると、胃腸の働きが悪くなり、結果として、唾液の分泌量が低下します。

 

胃腸の働きが悪くなる要因は二つあります。一つは姿勢不良が起こり、胸椎5番目(背骨のうち、胸部に当たる骨)の神経が圧迫されたときです。姿勢が悪くなり、胸椎が圧迫されると、胃袋に関係する神経に圧迫が生じます。これによって、胃袋に栄養素を送り込むことができなくなり、胃の唾液分泌機能が低下します。

 

このほかに栄養素として、「小麦グルテン」の摂取が影響を与えます。グルテンは小麦加工製品に含まれるタンパク質です。「うどん、そば、パン」といった小麦製品を食べ過ぎると、腸内のカンジタ菌、グラム陰性細菌が増殖することがわかっています。これらの菌が増殖し、胃袋に到達すると、胃壁の粘膜形成に異常が生じて、胃袋に問題が生じます。その結果として、唾液分泌を含めた消化機能に悪影響を及ぼします。

 

つまり、胸椎5番目の背骨のゆがみを取り去ること、小麦グルテンの大量摂取が、舌の色の変化させてしまう原因といえます。これらの事実を理解し、背骨の柔軟性を高めること、小麦グルテンの摂取を少なくするように努めましょう。

 

まとめ

以上の内容をまとめます

 

・舌の色によって健康状態がわかる
・健康な人は舌の色は薄い白色。しかし、炎症や代謝の亢進が起こると、舌苔は黄色くなったり白くなったりしま 
 す。
・対策方法として、胃袋に関係する背骨の柔軟性を高めること、小麦グルテンの摂取を避けることが挙げられま
 す。

 

このように、健康な舌の状態は「薄すぎず、暑すぎない」「表面は薄ピンク」「裏側の舌脈は赤色」「舌苔は薄い」となります。これらの状態ではない場合、内臓器官に異常が起こっている可能性があります。睡眠や食事を改善することで、体の痛みの発生を予防することができます。


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