頭部の筋肉をゆるめれば、身体の柔軟性が高くなる

年齢を重ねると、身体の不調を患う方が多くいます。疲労が取れなくなったり、腰痛や肩こりに悩まされたり、身体の悩みは年々増えていきます。そこで、身体の不調を改善したり、予防する方法として、柔軟体操があります。

 

身体の柔軟性が低いと、筋肉に凝りができたり姿勢が歪みやすくなったりします。すると、普段の生活で、身体の各部で血流の低下や神経の圧迫が起こりやすくなります。それによって、身体の不調や怪我が起こります。

 

身体の健康維持のために柔軟体操は大切です。そして、武道の世界では、「頭」の筋肉をほぐせば身体の柔軟性が効率よく高められることはご存知でしょうか?実は、頭の筋肉をほぐせば、前屈や開脚といった柔軟体操をしやすくなることがわかります。

 

こうした工夫を行えば、筋肉がより柔らかくなり、身体の不調を改善できます。そこで、今回は身体の柔軟性を高める頭の筋肉の緩め方について解説していきます。

 

 

 頭をほぐせば、柔軟効果が高まる

柔軟体操において、ふつうに行うより柔軟性を高める方法として、頭を刺激することが挙げられます。柔らかくしたい部位とまったく違う、「頭」のポイントを刺激するだけで、その場で身体を柔らかくすることができます。

 

そこで、今回は前屈、あぐら、開脚運動を例に、頭部の筋肉を柔らかくすることで、身体の柔軟性を高める方法について解説していきます。

 

後頭部と耳をほぐすことで、前屈運動が行いやすくなる

例えば、前屈運動を行うときに、頭の筋肉をほぐすと、柔軟効果が高まります。

 

 方法

1、両方の耳の真ん中をつかんで、後ろへ引っ張ります。時間は5〜6秒程度引っ張ります。
2、後頭部をよくもみほぐします。時間は3分程度ほぐします。
3、両足の土踏まずをげんこつでたたきます。片足ずつ40〜50回程度行いましょう。
4、その後、前屈運動を行うと、頭が膝につくぐらい、柔軟効果が高まります。

 

 

 

後頭部付近にある筋肉は背中の筋肉と解剖学的につながっています。この部位をゆるめることにより、背中の筋肉をほぐすことができます。その結果として、体を前に倒す運動がしやすくなります。注意点はやってもらう人は口から息をはきながら肩の力を抜いてリラックスしてください。

 

また、自分ひとりの場合は、お風呂上りなどで、自分でポイントに刺激を入れても問題ありません。このように行うことで身体が柔らかくなります。かたい身体は生まれつきと思うかもしれませんが、あきらめる前に一度行うことが大切です。

 

頭全体をマッサージしても、前屈運動が楽に行える

この方法は、背中が堅い人(両足開脚をして、上半身を前に倒しても、頭や胸が足につかない人)に有効です。頭全体をげんこつでゴリゴリマッサージしてみましょう。時間は1〜2分です。頭をたたくことで、背中の筋肉が柔軟になります。

 

さらに、足裏も一緒にマッサージを行ったあと、開脚を行ってみましょう。前よりやりやすくなったことを実感できます。とくに、頭がブヨブヨしたとことや痛いところを刺激してみましょう。背中の固い人は頭も疼痛を感じるところがたくさん存在します。

 

 

両耳を引っ張ることで、あぐらがかきやすくなる

 

この方法は、あぐらをかくのが苦手な人(股関節が固い人)に有効です。両耳の上方部分を上に引っ張ってみましょう。時間はだいたい5〜6秒程度引っ張り続けます。これを3〜4回行います。

 

これを行った後に、両足裏を合わせて、膝を開きましょう。いわゆるあぐらをかいてみると、両膝をより、床に近づけられることを実感できます。

 

 

ソリコミ部分をマッサージすると、開脚でカラダを倒しやすくなる

 

身体の横側にある筋肉が伸びない人(両足開脚をして、脇を伸ばしたとき、右(左)手で、左(右)足先がつかめない人)は、この方法を活用してみましょう。

 

眉尻から真っ直ぐに上げた線と、額の生えた際の交わるところをげんこつでマッサージします(軽くたたいても構いません)。これを1〜2分続けます。

 

とても痛いところですが、しっかり行うと、効果をすぐに実感できます。頭や耳は身体の様々な部分と関連しています。ご自分の気になるところのポイントは、日ごろからよく刺激をしてみましょう。

 

 

頭部の筋肉をゆるめると、筋肉の柔軟性が高まる理由

いかがでしたでしょうか?頭部の筋肉を柔らかくすることで、ふつうに柔軟体操を行うよりも何倍も柔軟効果が得られることがわかります。こうした身体の原理を理解すると、身体の柔軟性を効率よく高められます。

 

なぜ、頭部の筋肉をゆるめると身体の柔軟性が高くなるのでしょう?それは、頭部を刺激することで、身体にあるあらゆる神経の反応が整うからです。

 

筋肉には、関節を安定させる筋肉(首の後ろ、脇の下、腰部など)と、動かす筋肉(肩、腕)の二種類があります。二つの筋肉は姿勢不良や偏った筋力トレーニング、栄養によって活動が抑制したり、緊張したりします。特に、関節を安定させる筋肉は収縮活動が抑制されると、関節を動かす筋肉の緊張性が高まることがわかっています。

 

二つの筋肉が硬くなる本質的な原因として「外界からの恐怖」が挙げられます。人は、外からの恐怖や不快感など、脳に外的ストレスがかかると、全身の筋肉の緊張につながることが解剖学的にわかっています。脳の恐怖感によって起こる筋肉の拘縮が常に置き続けると、全身の筋肉が硬くなってしまいます。

 

そこで、頭部の筋肉をゆるめることで、全身にかかる緊張性を和らげます。頭部には、眼、耳、鼻、口などがあります。人は、恐怖や不快感をかかえるとき、これらの器官が過敏に反応し、その周りの筋肉を緊張させてしまいます。頭部の筋肉が緊張することで、全身の筋肉に緊張が伝わってしまい、結果として身体全体の柔軟性を低下させてしまうのです。

 

そこで、身体の柔軟性を高めるために、頭部の筋肉をゆるめます。柔軟体操を行うときは、少し頭の凝りに対して意識を向けると、自分の筋肉がなぜ固いかについて理解できます。頭部をゆるめることで、「恐怖」による全身の筋肉の緊張を抑え、身体の柔軟性を高めるようにしましょう。

 

以上の内容を理解することで、ふつうに柔軟体操を行うより、効率よく身体の柔軟性を高めることができます。日常生活において、柔軟体操を行うことは、怪我や体の不調を改善する効果があります。そして、「頭」の各部の凝りをほぐすことで、より柔軟効果を高めることができます。


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