炭水化物を摂取しすぎると運動パフォーマンスが低下する

 

 

ダイエット、健康体の構築にのために、食事法を実践することは大切です。その中で、グルテンフリー、糖質制限ダイエットなど、実践すべきものがあります。小麦、糖質など体内毒素を増やす元を根絶し、内臓機能を最大限に高めることに注力します。

 

そして、糖質を摂取することは、ダイエット効果を半減させてしまいます。これは、糖質によって、膵臓から生産されるインスリンホルモンが放出されるからです。インスリンホルモンが放出されると、脂肪細胞が副作用として生じるため、体内における中性脂肪が増加します。

 

ただ、これだけではありません。糖質を過剰に摂取すると、運動動作にも影響が出ます。糖質を過剰に摂取すると、運動技術が低下し、パフォーマンスに悪影響を与えます。そのため、健康体で、かつスポーツで実力向上を目指している方は糖質を積極的にカットするようにしてください。

 

では、なぜ糖質を摂取しすぎると運動パフォーマンスに悪影響が出てしまうのか、以下に解説していきます。

 

糖質の過剰摂取により、糖化ヘモグロビンが増殖する

糖質は体内に取り込まれると、胃袋で消化され、小腸を介して血管に吸収されます。糖質は脳や筋肉、神経に必要とされたとき、血管中で運搬されて送られます。

 

その際に、糖質は赤血球の成分であるヘモグロビンと結びつくことがわかっています。これを「糖化」といい、そのヘモグロビンのことを糖化ヘモグロビン(HbA1c)といいます。

 

ヘモグロビンは血管内に多く存在するタンパク質です。ヘモグロビンは酸素と結合し、酸素を身体の各部に運搬する役割を持っています。そして、血管中の糖質が多くなると、血管内を巡っているヘモグロビンと結びつき、血管内の糖化ヘモグロビンの量が多くなります。

 

糖化ヘモグロビンは糖尿病の検査用物質

糖化ヘモグロビンとは、現在では糖尿病の検査を行う際の物質として知られています。

 

通常、自分の身体の糖質量を測るのであれば、血管中の糖質の量を測る必要があります。WHOの糖尿病診断基準にに随時血糖値が200 mg/dl以上、空腹時血糖値が126mg /dl以上という基準があります。しかし、糖質だけを測った場合、結果が大きく変動してしまうことがあります。

 

例えば、糖質を過剰に摂取している人が、検査の数日前に糖質を抜けば、血液中の糖質量(血糖値)が減ってしまいます。普段から糖質をあまりとらない人が検査前にチョコレートを摂取すれば、血糖値が上がってしまいます。そのため、この基準はあまり正確といえません。

 

そのため、正確に糖尿病の診断をするために、HbA1cの量を調べる検査を行います。ヘモグロビンの寿命は約120日と言われており、この検査によって、血糖値の平均的な変化を調べることができます。

 

日本糖尿病学会では、2012年4月1日より、HbA1cの国際標準値(NGSP値)を使用しています。HbA1cが6.5%以上の場合、糖尿病と診断されます。

 

糖化ヘモグロビンが増えすぎることによる悪影響

このように、血液中の糖質量が増えすぎると、弊害が起こります。以下に、糖化ヘモグロビン量が増えることによる悪影響を解説します。

 

栄養分の運搬に悪影響

ヘモグロビンの体内での役割は、酸素を各細胞に運搬することで、酸素は細胞中でエネルギーを産生するために必要な物質であります。腕や脚を動かしたり、物事を考えるために必要なエネルギーは空気中の酸素を取り込む必要があります。

 

しかし、糖化ヘモグロビンになってしまうと、酸素を取り込むことができなくなります。そのため、細胞内に酸素を取り込む量が減ってしまい、エネルギーの産生量が低下します。これによって、運動する際のスタミナを低下させる可能性があります。

 

スポーツ選手の中には、炭水化物の摂取量を減らしたことで、運動パフォーマンスを大きく向上させた方がいます。テニスで世界ランク1位に輝いたノバクジョコビッチ選手は、糖質をカットしたことで、大きく運動パフォーマンスを向上させた選手です。この他に、サッカーの世界で海外で活躍した長友選手などが挙げられます。

 

実際に、私は炭水化物中心の生活をしていたとき、スポーツをした後は他のことができないくらい疲れてしまうことに悩みを持っていました。しかし、炭水化物の摂取量を過剰に減らしたことで、運動におけるスタミナが向上しただけでなく、その後の仕事の能率も上がっています。

 

つまり、今運動パフォーマンスの低下に悩まれている方は食事を見直すだけで、大きなパフォーマンス向上が期待できます。

 

血管に付着し、血管を傷つける

糖化ヘモグロビンが増殖すると、血管壁(血管の壁)に付着することがわかっています。これによって、栄養分の運搬や身体の器官に悪影響が生じます。

 

血管中にふくまれる成分は細胞に栄養分に送りこむために必要な物質です。例えば、血液中にはヘモグロビンやアミノ酸が存在しています。これらの物質は、細胞中に運ばれ、栄養分として働きます。

 

しかし、糖化ヘモグロビンが血管に付着することで、栄養分の運搬が阻害されてしまいます。さらに、糖化ヘモグロビンが血管に付着すると、場所によっては血流の詰まりを起こします。すると、栄養分が運ばれなくなるため、臓器や器官の機能低下を起こします。

 

糖尿病の合併症として、網膜、腎機能、脳といった部位の機能不全が見られます。このような症状が生じてしまう原因は上記に述べた部位の血管が細いからです。糖化ヘモグロビンの増加によって、細い血管に詰まりを起こし、栄養分が運搬されなくなります。これによって、「眼が見えない」「毒素を排出できない」といった症状を持つようになります。

 

血液中の成分がお互いに集まりすぎると、栄養分の運搬の効率が下がります。これを「凝集」といいます。例えば、ヘモグロビンは身体が緊張すると、ヘモグロビン同士と集まりすぎてしまうことが起こります。集まったヘモグロビンはこれによって、酸素を取り込める量が少なくなる、運搬する速度も低下することが推測されます。

 

これと同様のことが糖化ヘモグロビンでも起こります。血管中に糖化ヘモグロビンが集まりすぎると、栄養分の運搬する作業に悪影響が出てしまいます。過剰な糖質摂取は、体を動かすために必要な酸素や栄養分の取り込む量を減らしてしまいます。

 

以上のような内容をまとめると、糖質を摂取すると、糖化ヘモグロビンの量が増加します。次に、血液中の糖化ヘモグロビンが増殖すると、酸素を吸収できるヘモグロビンが低下する、栄養分を運搬する際の血管に詰まりを作ってしまうという欠点を持ちます。

 

スポーツ選手の中には、食事を変えたことで運動パフォーマンスを向上させた方がいます。そのような選手は上記のような要因がなくなり、筋肉を動かすための栄養が効率よく取り込める身体になったからと考えられます。実際に私も炭水化物を極端に減らすことで、スポーツ、仕事における体力が大幅に向上しました。

 

もし、あなたがダイエット、運動パフォーマンスを実現させたいのであれば、糖質をカットして栄養分を効率的に吸収できる身体を構築してください。糖質をカットするだけで身体が軽くなったことを実感できるはずです。そうして、続けていくうちに身体の健康度を高めることにつながります。

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