グルテンフリー食事法とはどのようなものか

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まず、カンジタ菌が関節部に集まると、関節内の運動に悪影響を及ぼします。カンジタ菌が関節部に集まると、関節部の炎症につながり、痛みが発生します。女性が発症しやすいリューマチや外反母趾はカンジタ菌増殖による関節部の炎症が原因として考えられます。

さらに、カンジタ菌が胃袋に流れると、胃の粘膜形成に異常を起こします。粘膜形成を阻害されると、胃袋が消化活動に悪影響を与え、消化能力が低下します。これによって、体内に必要な栄養分を効率よく吸収できなくなります。

さらに、カンジタ菌は大量の増殖すると、毒素となるため、解毒作業を行わなければいけません。この際に働くのは、肝臓です。肝臓の解毒作業が通常より多く行われるため、肝臓も疲弊します。そのほか、身体にかかるストレスに対抗するために、ストレス耐性ホルモンが副腎、脾臓、甲状腺などの器官から発生します。

こうした内臓器官は生命活動には重要な部位であり、無駄に疲弊させてはいけません。しかし、小麦グルテンを食べると、ほとんど全ての内臓器官に影響を与えてしまいます。近年、大量生産の流れによって、小麦加工食品が大量に簡単に手に入れられるようになりました。しかし、これらの物質を毎日摂取し続けると、内臓はどんどん弱っていき、怪我や不調に悩まされるようになります。

テニスの世界で世界ランク一位を獲得した選手として、ノバクジョコビッチ選手がいます。ジョコビッチ選手はトップに立てた理由として、「食事法を変えたから」とハッキリ述べています。普段体を動かしている選手であっても、摂取している食事を間違えれば、体調不調を患いやすくなるのです。

さらに、現代では、「うつ病」「慢性的疲労症候群」「肌荒れ」など、多くの症状に悩まされている人がいます。うつ病や慢性的疲労症候群は副腎からのストレス耐性ホルモンの生産量の低下、肌荒れは肝臓の解毒作用が追いつかず、皮膚の表層に毒素が回ったことで起こります。

こうした理論を理解したうえで、グルテンフリーの食事は優れた食事法といえます。今、体の不調に困っている人、身体の怪我に悩んでいる人は、グルテンフリーの食事を心がけるようにしましょう。

なぜ、多くの人はグルテンフリーの重要性に気づかない

ただ、グルテンフリーの食事法は決して流行りの食事法ではありません。ダイエットの世界では、カロリー制限や糖質制限ダイエット法が流行って10年程度しかたっていません。しかし、グルテンフリーは、40年前の1960年から、すでに実践されていた食事法です。

重要なダイエットに思えて、周りに認知されない理由があります。それは、小麦グルテンによる肥満や不調の原因は、現代医療では見つけられないからです。

小麦グルテンによる身体の障害は、カンジタ菌、グラム陰性細菌が増殖することが起こります。これらの菌を撃退するための体の中では、悪をやっつけるヒーローを生産します。これを、生物学の世界では「抗体」といいます。人は、体内に入った毒素を抗体を作ることで、排除します。

しかし、小麦グルテンが入ったことによって、この抗体が多く作られすぎます。過剰に生産された抗体は毒素以外に正常な細胞に対しても攻撃にいってしまい、結果として炎症や怪我を起こします。このような現象を生物学では「アレルギー反応」「自己免疫疾患」ともいいます。

そして、アレルギー反応にも「即時型アレルギー」と「遅延型アレルギー」の二種類があります。即時型アレルギーの症状として、毒素が体内に侵入すると「くしゃみ」「かゆみ」「眼の充血」などが発生します。しかし、遅延型アレルギーの場合、身体の症状に現れるのに数日かかります。

そして、小麦グルテンによって起こる症状は遅延型アレルギーに含まれるため、自分自身で気づきにくいのです。実際に毎日小麦製品を食べていて、食べた瞬間に体の調子が悪くなることはありません。そうしたケースは少なく、なんとなく体がだるい、頭痛がする、数日後に湿疹が出るといった症状で現れます。そのため、自分の疲労や肥満が小麦グルテンから来ていると気づかないため、食べ続けてしまうのです。

グルテンフリーの食事を始めるには

それでは、グルテンフリーの食事をするために、具体的な食事方法を解説していきます。しかし、グルテンフリーと言っても、食事は限定されるわけではありません。

基本的には小麦の製品を抜けば、問題ありません。 コンビニのお菓子やスーパーのお惣菜を見れば、ほとんどが小麦を加工食材として使っています。しかし、それ以外の食品を見ると、小麦が使われていない食品を探せば、問題ありません。

例えば、生の野菜はどうでしょうか?野菜であれば小麦を使っていません。肉であれば、生肉も小麦を使っていません。一人暮らしの男性であれば、コンビニのおでんのコーナーを見れば、小麦を抜いて様々な食品を探すことができます。

以下に、グルテンフリーの食生活を進める上で、抜いておきたい食品について記します。

・パン
ハンバーガーのパン、サンドイッチなどに含まれているパンはグルテンが含まれています。

・うどん、そばなどの麺類
このような麺類は基本避けましょう。パスタも小麦が入っています。麺類で入っていない食品としては「しらたき」があります。しらたきはコンニャクでできているため、ビタミンも豊富です。これからは、小麦パスタではなく、グルテンフリーパスタかしらたきに変えてください。

・ケーキ類
ケーキには、クリームとスポンジと別れていて、スポンジが小麦に含まれています。スナック類などのお菓子にもグルテンが含まれています。

・朝食でよく使用されるもの
シリアル、コーンフレーク類、無加糖製品も含まれます。

・ビール、他麦芽から蒸留されたアルコール飲料
ビールは盲点ですが、小麦がたっぷり入っています。一部のワイン、ウォッカも小麦から蒸留されています。

注意すべき、小麦グルテンが含まれている食品

小麦グルテンは食品を加工する際に非常に便利な食材です。そのため、他のあらゆる食品に含まれており、気づかずに摂取している危険があります。そのため、以下のような食品も気をつけて小麦グルテンを回避するようにしてください。

・肉の詰め物
例えば、肉の冷凍食品には小麦加工食品が多いです。スーパーに行くと、ただのお肉と肉の冷凍食品があります。冷凍食品を見ると、保存料、着色料だけでなく小麦グルテンも含まれています。そのため、摂取しないようにしてください。

・マリネ、調味料
ステーキ屋さんなどで、ステーキソースを選択する際、小麦グルテンが含まれている可能性があります。マリネも見た目や野菜で構成されているように見えますが、小麦グルテンが入っているものもあります。

・一部の乳製品
乳製品も必ず成分表示を見るようにしてください。その中には、小麦グルテンが含まれているものもあります。ピーナッツバター、チーズなどの成分表を見て、小麦グルテンが含まれていないものを選択します。

・一部の果物、野菜
ファーストフードのフライドポテトには小麦が使われています。市販で売られているドレッシングやサラダなどにも含まれる可能性があります。ドライフルーツの場合、コーティングの際に米粉を使用される場合があります。

・デザート類
ドーナッツは小麦が入っているので摂取をやめましょう。また、アイスクリームも商品によっては小麦グルテンが含まれています。

・揚げ物
揚げ物は揚げる際に小麦を使います。基本的に全て避けてください。また、調理の際に使用している油が酸化していると、血管を傷つける作用もあるため、健康にもあまり良くありません。

以上が、私たちがよく摂取するグルテンが含まれる製品です。ここに挙げたものは一部にすぎず、実際にはほとんどの食品に小麦が含まれています。

まずは、上記の商品に小麦が含まれているのを理解して、まずは該当する食品を削ってください。できれば、スーパーやコンビニにある食品の成分表を観察する癖を身につけることも大切です。そのように意識していけば、小麦グルテンを含んだ食事を確実にやめることにつながります。

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