玄米食による健康へのメリット、デメリット

栄養学を学び、適切な栄養と摂る事で、健康的に生活することができます。適切な栄養素を摂る事で生活に必要なエネルギーや生体に必要な材料を貯蔵できるからです。

 

そして、栄養学の世界で、米の摂取は大切とされており、その中で、「玄米」があります。玄米にはあらゆる栄養素が詰まっており、体の不調を予防する効用がいくつかあります。一時期、健康食品としてメディアで取り上げられた時期もありました。

 

ただ、玄米は中にある物質を細かく調べると健康に悪影響を与える面もあります。これらを考慮して、自身の食事に役立てる必要があります。ここでは、玄米の健康におけるメリット、デメリットについて解説していきます。

 

玄米の健康におけるメリット:栄養分が多種多用である

一般的に病人には、白米が中心であり、栄養が不足すると動物性タンパク質などを与えがちです。

 

ただ、動物性たんぱく質は消化・吸収に時間がかかるため、残留物が血液内を汚す可能性があります。もし、血液に混ざってしまったら、体力が低下してしまうことがあります。

 

その点、玄米は栄養成分に優れているというメリットがあります。具体的にはたんぱく質・脂肪・ビタミンA,B1,B2,B12,E、およびニコチン酸(血行を安定させる)、葉酸(組織細胞の発育、機能を正常に保つ)、パントテン酸(生体内の酵素の働きをおぎなう)などが含まれます。

 

さらに、血圧・血行を正常に戻し、コレステロ−ルを取り除く働きがあるほか、発芽中の玄米にはビタミン、ミネラルが血液をアルカリ性に保つ作用があります。また、鉄分も含まれているため、造血作用も高まります。

 

このように、玄米は様々な栄養素を持つため、病人にうってつけの食品となります。また、日々の日常生活の栄養分をこまめに蓄えるのにも有効であると言えます。

 

玄米のデメリット:フィチンによる排毒作用

しかし、玄米はメリットばかりではありません。玄米は、体に良い働きをする一方で、デメリットも存在します。それは、玄米の中にある「フィチン」と呼ばれる物質によるものです。

 

フィチンは、体内に入ると「フィチン酸」と呼ばれる物質に変わります。次に、フィチン酸は体内にある重金属やガン物質とくっついて、「フィチン酸塩」と呼ばれる物質がなります。この物質が体外に排出されるため、玄米にはガンを予防する作用があると言われています。

 

ただ、フィチン酸は悪い物質ばかりとくっつくわけではありません。鉄、マグネシウム、カルシウムといった、生体内で重要なミネラルとも一緒にくっつきます。

 

つまり、玄米を摂取しすぎると、ミネラル分が排泄される危険があります。そのため、玄米を摂取しすぎたことによって、貧血に陥るリスクが高くなるともいわれています。

 

人は皮を分解する酵素を持っていない

さらに、人は、玄米に含まれる皮を分解する酵素を持っていません。

 

発芽中である玄米の表面は、「セルロース」という物質でできています。セルロールは、野菜に含まれる成分であり、人の消化管では、消化、吸収されることなく排泄されます。そのため、人の体に入ると消化不良に陥る可能性があります。個人差がありますが、玄米を食べることで、腸を悪くしたという話もあります。

 

これらの内容を考慮して、玄米が本当に自分に合うのか検討していかなくてはいけません。

 

肌や便に影響を与える

さらに、玄米を摂りすぎると、部分的に肌が黒くなったり便が黒く変色したります。これは、玄米の中に含まれる鉄分による影響です。上記したフィチン酸の作用により、鉄分の排出が多くなると、排泄作業の際に鉄分が多く出過ぎてしまいます。

 

肌が黒くなってしまうのも、鉄分が原因です。使用してみて、肌に大きな変調があれば、摂取を控えるようにしましょう。

 

玄米をおいしく炊く方法

このように、玄米にはメリットもデメリットもあります。その中で、玄米の炊き方によって、消化不良や栄養分の不足といった問題を緩和することができます。

 

まず、玄米を炊くには、ふつうに白米を電気ガマで炊くときと同じようにやります。ただし、水の量を白米のときの1.5倍〜2倍にして、火加減も白米と同じように炊きます。すると、美味しく炊きあがります。

 

さらに、芽が出やすいような環境に置くと、表面を覆っていたセルロースが軟化するため、消化不良の問題を軽減することができます。芽を出しやすくするためには、水に一日浸しておきます。そして、朝・晩と一日3回水を取り替え、その時柔らかくもみ返すようにします。
これによって、生産過程で含まれている余計な物質も取り除くことができます。準備に手間ががかかってしまいますが、このことをやるだけで、玄米の栄養分を効率よく吸収できます。

 

めぐみ米を使用する

さらに、玄米も食べたい、さらに栄養素を摂りたいといった方は「めぐみ米」を摂取することをお進めします。これは、先ほど述べた、玄米の表面を覆っていた皮をなくし、栄養分だけを残した玄米のことです。

 

現在、特殊精米によって、皮をとった玄米が購入できるようになりました。さらん、通常の白米と異なるのが、血糖値の上昇度です。白米を食べると、「血糖値スパイク」と呼ばれる、急激な血糖値の上昇が見られます。この現象が起こると、血管壁の炎症が起こり、動脈硬化や糖尿病といった生活習慣病を招く危険があるといわれています。

 

しかし、めぐみ米であると、血糖値の上昇が少ないことが、東海大学の研究でわかっています。そのため、必要な栄養分を身体に負担なく摂る場合は、めぐみ米を摂取することが大切です。

 

まとめ

以上の内容をまとめます

 

・ 玄米のメリットはビタミン、ミネラルが豊富に含まれている
・ デメリットはフィチン酸によるミネラルの排毒作業と、セルロースが含まれていること
・対策としては、玄米を芽が出やすい環境におく事か、「めぐみ米」を買う事

 

こうした内容を実践することで、玄米を健康的に食べることができます。身体の健康度を高め、慢性病を改善するために、適切な食事を心がけるようにしてください。


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