現代人は腰や膝の痛みに悩まされている人は多いです。その原因は姿勢の崩れから生じています。
具体的には、人は太ももが内向きになることで、腰痛になります。さらに、この姿勢は膝痛につながることがわかっています。人の太ももが内に向くことによって、姿勢全体が崩れます。それによって、腰部や膝といった箇所に痛みが生じます。
そこで、今回は太ももが内向きになると、腰痛になる理由について解説していきます。
前傾姿勢により、腰椎がずれる
人の太ももは背骨や膝の位置を決める重要な部位です。もしも、太ももの向きがずれていると背骨にねじれが生じます。それによって、腰や膝に痛みが生じます。
まず、太ももが内向きになると、骨盤が前方に傾きます(骨盤が前傾する)。すると、背骨も同時に傾くため、腰部の骨が前方にずれます。具体的には、太ももが内向くと、「腰椎2,3番目」が前方にずれてしまいます。
このような姿勢を取ることによって、腰部に悪い影響を与えます。その現象について理解するためには、「背骨周りを通る神経」について知っておく必要があります。
人の背骨には、各器官につながる神経が通っています。例えば、目を動かす神経は首の骨とつながっています。胃を動かす神経は胸の骨とつながっています。このように、24個の骨で構成される背骨には、各器官や部位を動かすために必要な神経が通っています。
そして、腰をひねったり動かしたりする神経は、腰部(腰椎)にあります。膝を動かす神経は腰椎の中の3番目にあります。
前傾姿勢を取ると、腰椎2、3番目が前方にずれます。それによって、腰や膝につながる神経が圧迫されます。それによって、痛みが生じます。
前傾姿勢を防ぐ方法
前傾姿勢はスポーツの世界で、重宝されている姿勢です。しかし、この姿勢を取ることによって、腰、膝につながる神経が圧迫されます。長くこの姿勢を取り続けると、怪我につながる危険があります。
そのため、怪我に強くなるためには、姿勢を変える必要があります。具体的には、「お尻を締める筋肉」を活用することです。
武道の書籍を見ると、立つとき歩くときに、「お尻を締める」重要性を説いた文章が数多くあります。弓術の世界では、「尻を締める」とはっきりと書かれた文章が紹介されています。
お尻を締めることによって、