世の中では、スクワークや運動動作で身体に負担のない姿勢を解説されています。
例えば、日常生活やスポーツでよしとされているのは「前傾姿勢」とされています。その理由として、前傾姿勢を取ると、背筋に力が入るため、意識的に姿勢が真っ直ぐになりやすいです。
こうした「仕事、スポーツで〇〇しやすくなる姿勢」は存在します。しかし、健康な体を維持し、スポーツや仕事で働き続ける体を身につけるには、もう一つ考え方を取り入れる必要があります。
ここでは一般人が学ぶべき、姿勢の取り方について解説していきます。
勉強しなければいけないことは「元に戻す」体の使い方
世の中には、健康のための様々な方法がかかれています。ダイエットを行うのであれば、筋肉を鍛えることを推奨します。スポーツでは、運動技術向上を行うために力を込めやすい姿勢を教えて運動するように薦めます。
こうして仕事やスポーツで筋肉を使うことは悪いことはありません。ただ、姿勢の観点から話をすると、
健康に体を動かし続けるには心がけたい考え方があります。
それは、「一度使った体を元の状態に戻すこと」です。つまり、筋肉を緩めたり、骨格を整えたりして、スポーツする前のようにニュートラルな姿勢に整えることです。
人の筋肉は運動や仕事で使うとその部位が強くなります。ただ、一度使った筋肉は強くなるだけでなく、使うことで疲労して固くなってしまいます。そのため、筋肉を鍛え、一部分が強くなることは姿勢全体でいうと、骨格の歪みが生じているともいえます。
例えば、猫背を正すために前傾姿勢を取ります。前傾姿勢を取ると、自然と背筋が使われます。仕事やであれば、前傾姿勢を取り続けることは問題ありません。
しかし、さらに長く仕事を続けるには、前傾姿勢によって使われた筋肉をゆるめて張り戻さなければいけません。
確かに、前傾姿勢で使った背筋は睡眠によって回復させることも可能です。しかし、自分自身で背筋をゆるめる作業を怠ると固くなった筋肉がそのまま癖づいてしまいます。
固くなって筋肉をほおっておくと筋力として発揮しなくなります。その結果、背筋の凝りがとれず、背筋周りの神経が圧迫されます。これによって、腰や肩に痛みが生じるようになります。
一度使った筋肉は再度使えるようにするために、元に戻す作業をしなければいけません。
武道の達人が長く身体を動かし続けられるわけ
武道の達人がなぜ高齢になっても体を動かし続けられるのには理由があります。
武道の世界では姿勢を正すときに首の後ろの筋を伸ばすようにします。これによって、背骨と股関節をつなぐ仙骨を垂直に立てやすくなり、後ろや前に傾いた骨盤をニュートラルな状態に修正できます。
さらに、武道の世界では、身体の凝りを取るための体操やセルフケアの手法が存在します。こうした内容を実践することで、身体に余計な凝りを残すことなく生活できます。
現代人の場合、筋肉の使い方をよく学びますが、使った筋肉をメンテナンスすることに時間をあまりかけません。そうした、使った筋肉をゆるめることを覚えれば、仕事で筋肉をフルに活用することができます。それによって、負担に強い身体を構築できます。
上記に述べた通り、一般人は仕事中にどこかしら筋肉に負荷をかけて姿勢を取ります。負荷をかけた筋肉をそのままにしておくと固化してしまい、骨格の歪みを形成してしまいます。
そのため、たくさん活用した筋肉や姿勢は元に戻す方法を勉強するようにしましょう。それによって、仕事で長時間筋肉を使っても、負担に対して、健康な体を構築できます。