便の状態を見極め、体の不調を防ぐには

現代は、仕事や人間関係におけるストレスにより、身体にあらゆる不調を抱えている方が多くいます。腰痛、肩こり、慢性疲労など、さまざまな慢性病に悩まされている方がいます。あるいは、運動関係者であれば、身体の不調に合わせて、四肢の痛みや関節痛を患うことがあります。

 

そこで、身体の仕組みを学ぶと、痛みや不調が発生するプロセスがあることがわかります。人の身体は、気分、気持ちの変化から、身体の関節の柔軟性の低下を招き、最終的に体中の筋肉の痛みの発症につながります。そのため、身体の不調を改善するのであれば、体の変化を確かめることが大切です。

 

そこで、人の体調、不調を確かめる方法として、「便」の状態からわかることがあります。人の腸は体調が良いときとそうでないときで便の状態が変化します。便の状態を確認することで、自分の筋肉や心に不調が生じる前に対策を講じることができます。

 

ここでは、便と体調の関係を理解し、体の不調を防ぐ対策法を解説していきます。

 

体の痛みや不調が発生するプロセス

人の体は障害が発生する前にいくつか体の変化が生じましょう。この変化は障害が発生するプロセスとも言えます。

 

例えば、腕・脚の関節痛におけるプロセスでは「背骨」と「自律神経」が関係しています。自律神経は心臓や内臓の働きを調節してくれる神経であり、生命維持のために活動する神経です。そして、自律神経は背骨の支配下となっています。そのため、自律神経の働きが低下すると、背骨周りの筋肉が硬くなってしまいます。

 

この影響により、体の末端部である腕や脚の筋肉の柔軟性を低下させます。その結果、関節の動きが制限されます。そのため、腕や脚の不調が起こるプロセスをまとめると

 

自律神経の不調(睡眠や内臓の症状) → 背骨の柔軟性低下 → 腕・脚における筋肉の緊張 → 関節痛

 

そのため、痛みや不調が起こる前に、体の変化が生じます。もしも、体の不調に解決したいのであれば、プロセスの中で初期段階となる睡眠や内臓の不調を探さなくてはいけません。障害が起こる前に出現する体の変化に気づき、対処することで根本的に体の不調を防ぐことができます。

 

そして、内臓不調のサインとして、便の状態があります。便は腸の調子によって、色や形、ニオイなどが変化します。これらを分析することで内臓の状態を確かめることができます。変化を確かめやすいです。そこで今回は、便から体の調子を予測する方法について解説します。

 

便の状態を作る「腸内フローラ」

食べたものは消化、吸収され、便は腸内に生息する細菌によって作られます。

 

人間の腸内には、300種類の細菌があるといわれています。そして、腸内細菌には「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類があります。善玉菌は腸内に対して有益に働き、悪玉菌は腸内に悪影響を及ぼします。日和見菌は善玉菌と悪玉菌の内、腸内で多く存在している方に味方に働きます。

 

これらが集まった塊を「腸内フローラ」といいます。腸内フローラは生活習慣やストレス、年齢によって変化します。そして、腸内環境が変化によって、心臓や内臓の働きを調節する自律神経に影響を与えます。

 

善玉菌、悪玉菌の例

善玉菌の代表例として、「乳酸菌」「ビフィズス菌」「納豆菌」「酵母菌」などが挙げられます。

 

乳酸菌とは、糖質を分解することで、乳酸を作りだします。ビフィズス菌は乳酸だけでなく、酢酸も作り出せる菌です。納豆菌は、糖質やタンパク質分解における消火活動に関わり、腐敗便をなくすといわれています。酵母菌は発酵するときに、脂質、当分、カロリーの分解の促進、アミノ酸、クエン酸、炭酸ガスなど、生体内に必要な成分を生産します。

 

悪玉菌の代表例として、「大腸菌」「ウェルシュ菌」などが挙げられます。

 

大腸菌は、加齢や偏った食生活などの影響を受け、腸内で数を増やしていきます。増え続けると、腸内の腐敗をすすめ、下痢や便秘を起こしたり、免疫力を弱める作用があります。ウェルシュ菌は健康な人の超で見かけることは少なく、身体へ侵入すると、腸内の肉や魚のタンパク質を餌に急速に増殖し、毒素を放出します。

 

善玉菌、悪玉菌の比率

健康な人であれば、善玉菌:悪玉菌:日和見菌の比率は2:1:7の状態であるとされています。腸内フローラの大半を占める日和見菌は、善玉菌と悪玉菌のうち、多く存在している方の味方をします。

 

通常では、日和見細菌は善玉菌の働きを助けるようになるため、腸内環境は善玉菌優位になります。しかし、睡眠不足や食生活の不摂生などで自律神経に不調が生じると、腸内での悪玉菌の数が増えます。

 

日和見菌と違い、善玉菌と悪玉菌の割合は、わずかしか変わりません。そのため、ちょっとした体の変化で、すぐに善玉菌より悪玉菌の数が多くなります。もし、悪玉菌の数が多くなると日和見細菌が悪玉菌に味方をするようになるため、一気に腸内環境が悪玉菌優位になってしまいます。

 

健康な便の状態、不健康な便の状態

もし、腸内における善玉菌、悪玉菌の割合が変化すると、腸内の酸性とアルカリ性のバランスが変わります。これによって、便の色が変化します。

 

具体的に、善玉菌が多い状態では腸内は酸性に傾きます。これにより、酸性環境下では、便の色は黄色っぽくなります。一方、悪玉菌が優勢の場合、腸内はアルカリ性を示します。アルカリ性が強いと、便の色は黒っぽい色を示します。

 

つまり、便の色が黄色っぽい色をしているほど、腸内環境が整っていると考えることができます。

 

そして、形状はバナナ状の形が正常です。あまりに軟かい「下痢」の状態であったり、硬くて「ウサギの糞」のような便は、腸内環境が崩れていることを表しています。

 

次に、排便のペースは、正常であれば、毎日行うのが理想です。もし、3日以上、便が出ないのは問題です。または、毎日排便があっても残便感があると便秘状態になっています。逆に2日に1回程度でも、残便感がなく、すっきりしている状態は、便秘ではないと言えます。

 

つまり、毎日便を行うことよりも、残便感などの違和感に注意することが大切です。

 

以上の内容をまとめると、健康な便は「黄色っぽい」「バナナ状」「毎日排便されている」「残便感」がないのが健康な状態です。このような便の状態や排便活動である人は、腸内環境は整っていると考えても良いと思います。

 

逆に、「便の色が黒っぽい」「バナナ状ではない」「残便感がある」という人は、腸内環境に問題がある可能性があります。

 

もし、あなたがこのような症状が現れたとしたら、次に体のどこかに痛みや不調が現れる可能性があります。これらを防ぐために、内臓の働きを整えるようにしましょう。

 

便の状態は色や形をによって内臓の状態を確認するたことができます。毎日の便をチェックすることで、いち早く体の不調に気づくようにしましょう。そうすることで、より早期に体の痛みや不調の改善ができます。


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